上映時間が3時間28分という大作であること、上映期間も劇場も限られていることから、観に行く時間を確保するのは大変だったが、観ないと後悔すると思い、必死だった。観て良かった。
題名 | リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(原題:Living in the Material World) |
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監督 | マーティン・スコセッシ |
出演 | ジョージ・ハリスン、ダニー・ハリスン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、エリック・クラプトン、ジョージ・マーティン、クラウス・フォアマン、アストリッド・キルヒヘル、オノ・ユーコ、他 |
公式サイト | 2011.11.19(Sat)公開 『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』公式サイト |
制作 | UK(11月19日日本公開) |
劇場 | TOHOシネマズ ららぽーと横浜 |
ザ・ビートルズのギタリストで、ソロ活動でも輝かしいキャリアを築いた故ジョージ・ハリスンのドキュメンタリー映画。11月29日はちょうど没後10周年にあたるのだとか。そうか、もう10年経つのか……。
ジョージの生涯を、ほぼ時系列に沿って、まんべんなくスポットを当てて描いたもの。当時の映像と、最近取材したと思われる関係者の証言で構成している。僕はビートルズのことはそれなりによく知っているけれど、ソロ・アーティストとしてのジョージはそんなには知らないので、退屈する(部分もある)かと思ったが、そんなことはなかった。
ジョージに息子がいたなんて知らなかったけど、顔が親父さんそっくりですぐにわかった。アストリッド・キルヒヘルやクラウス・フォアマンは、名前は知っていたが実物を見たことがなく、特にハンブルグ時代のメンバーとの交流はよく知らなかったので、彼らの話が聞けたのは良かった。
ただ、次々に登場する、ジョージにとって重要な存在であったのだろう(あるいは、洋楽に詳しければ誰だかすぐにわかるのだろう)人を僕は全く知らず、何の話をしているのか戸惑う場面も多かった。インタビューでは、その人の名前だけはなく、略歴やジョージとの関係なども説明してほしかった。
ポールやリンゴがいいお爺さんになっていてびっくり。ポールは映画公開時69歳。リンゴは71歳。もう若くはないのだ。
タイトル
「Living in the Material World」は1973年6月22日に発表されたジョージ・ハリスンのアルバム名。「All Things Must Pass」に続く、ソロになってから2作目の作品。ビルボード誌では5週連続一位、キャッシュ・ボックス誌では4週連続一位を記録。
リンク
- 『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』新宿ピカデリー(猫とお昼寝・お気楽映画日記、2011/11/20)
- While My Guitar Gently Weeps(I like it、2011/11/29)
- ジョージが取り憑かれたインド音楽(音庵、2011/11/30)
- All things must pass away.(Rough life of alley cat、2011/12/02)
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