いろいろとコンプレックスの多い人生なのだが、そのひとつに「スターウォーズを知らない」というのがある。最初の作品が公開されたのは高校生の時で、爆発的に流行ったのは覚えているけど、以来30数年、一度も劇場で観ることなく今日に到ってしまったのである。
昨今はリバイバル上映などということもやらなくなってしまったが、「3D化」という名目で再上映されるのはありがたい。というわけで勇んで観に行った。
題名 | スターウォーズ エピソードI/ファントム・メナス(原題:Star Wars Episode I: The Phantom Menace) |
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脚本・監督 | ジョージ・ルーカス |
製作総指揮 | ジョージ・ルーカス |
出演 | リーアム・ニーソン(クワイ=ガン・ジン、ジェダイ)、ユアン・マクレガー(オビ=ワン・ケノービ、ジェダイ)、ナタリー・ポートマン(パドメ・アミダラ、ナブー女王)、ジェイク・ロイド(アナキン・スカイウォーカー)、キーラ・ナイトレイ(サーベ、侍女)、イアン・マクダーミド(パルパティーン、元老院議員/ダース・シディアス)、レイ・パーク(ダース・モール、シスの暗黒卿)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、ケニー・ベイカー(R2-D2)、他 |
制作 | USA(1999年7月10日、3D版は2012年3月16日公開) |
劇場 | 109シネマズ川崎(IMAX) |
感想
ひとことで言えば「面白いけど意味がよくわからない」というもの。これに関してはitottoさんのエントリが全く同感である。
- 「STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D」見たよ(子持ちししゃもといっしょ、2012/04/06)
フォース、ジェダイ、シス等などの言葉がとても重要な意味を持っているぽいのだが、何の説明もなしに話が進んでしまうので「なんとなくわかるけど、よくわからない」のである。上記エントリのコメント欄にも書いたのだが、本作は「エピソード1」となっているが、これは(シリーズ全6作のうち)時系列で並べた時に一番古い話、という意味であり、製作順でいえば第四作目になる。
思うに、第一作〜第三作(エピソード4〜6)を見ている人にとっては、ジェダイがなんで、フォースがなんでということはわかり過ぎるくらいわかっているため、くどい説明を省いたということなのだろう。全作リバイバル上映するなら、やはり製作順(発表順)に見たかったなあ、と思う。
粗筋
通称連合とやらが惑星ナブーの侵略を企てる(ということだと思うが、このあたりの背景はよくわからない)。ジェダイのクワイ=ガン・ジンおよびその弟子(?)のオビ=ワン・ケノービが仲裁のためにやってくるが、連合側は大勢で彼ら二人を襲い、ジェダイなど来なかったと言い張る。
襲われた二人はアミダラ女王を救出、ついでに助けたジャー・ジャー・ビンクスも連れて惑星タトゥイーンに行く。そこで奴隷となって働く幼い少年と出会う。彼はアニーことアナキン・スカイウォーカー(さすがにスカイウォーカーという名前には覚えがあるぞ)。クワイ=ガンは、彼が幼いが強大なフォースを持っていることに気づく。
クワイ=ガンらの破損した宇宙船の修理のために協力を申し出たアナキンは、ポッド・レースで優勝すると賞金を差出し、部品を購入するようにいう。アナキンの厚意に報いるため、彼の「主人」にかけ合って奴隷の身分から自由にさせ、ジェダイに育てるために連れて行くことにする。しかし、ヘダイ評議会の面々からはさまざまな理由をつけてアナキンをジェダイ戦士にすることに反対されてしまう。
ナブーに帰還した一行は、ナブー人(パドメら)と長年対立関係にあったグンガン種族(ジャー・ジャー・ビンクスら)と和解し、ともに共同戦線を張ることにする。グンガンの部隊が敵戦力を引きつけている間に女王とその親衛隊、ジェダイ、アナキンらが敵の基地に侵入して破壊するというもの。で、結局、アナキンの力で敵戦力を壊滅状態に追い込むことに成功。ここで最後に立ちはだかったのがダース・モールだった。
クワイ=ガン・ジンおよびオビ=ワン・ケノービ対ダース・モール。2対1でもジェダイ側は押され気味で、クワイ=ガンは致命傷を受けてしまう。が、オビ=ワンはダース・モール打倒に成功。この活躍によりオビ=ワンは一人前のジェダイとして認められ、アナキンはオビ=ワンの弟子となることが認められたのだった。
配役
パドメ・アミダラは、これはわかった。ナタリー・ポートマン(「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞受賞)。アナキン役のジェイク・ロイドなんて名前を知らないなあと思ったが、この作品で人気を博したことが仇になり、あまり幸せな人生を歩めなかったらしい。役者稼業からは足を洗っているそうだ。さっさと引退した大橋のぞみは賢い。芦田愛菜などは大丈夫なのか、人ごとながら心配してしまう。