第19週「悪女の賢者ぶり？」（月）
放送日
- 2024年8月5日
概要
戦争によって航一が背負った苦しみに寄り添いたいと思う寅子。寅子からよりどころをたくさん作ったほうがいいと勧められた稲は喫茶ライトハウスで常連のお客さんと新しい関係を築き始める。そのころ、新潟市内では寅子のよく知る人物が補導される事件が起きていた。（NHKオンデマンドの解説より）
航一は寅子の家に行きたいと言う。何の用で？ と問う寅子に「麻雀を教える約束を果たしていないので」。寅子宅で優未も交えて楽しく話をしているところへ突然杉田兄弟がやってきて強引に上がり込む。露骨に迷惑そうな顔をする航一に、「来るなら来るとおっしゃっていただけば」などとおべんちゃらを言う二人……
そんな日々を送る寅子のもとに、森口美佐江が売春容疑で逮捕されたとの報が入る。
今日の優未
「星さんはお母さんのことが好きなのかな？」
「誰を好きになってもいいけど、あたしを言い訳にしないでよね」
感想
週が変わると場面も変わるのが普通だが、金曜日のラストシーンをそのまま引き継いで始まる珍しい展開。航一の告白は重かったが、それにつづく入倉の懺悔は、なんでも正直に言えばいいというものではない。直言を想起させた。おまけに泣いて告白した後ちゃっかり髪の毛を整えるコメディパート。
星が寅子に好意を持っていることは優未ですら気づくほど明らかなのに、当の寅子が全く気付いていない。「家に行きたい」と言っても「何の用？」と聞き返してしまうほど。彼らを邪魔するようにやってくる杉田兄弟。狭い町だからよその人が来ればすぐにわかる、ということなのだろうが、鼻が良すぎである。もっとも、杉田らの耳に入ったということは近所でも噂になっていることは間違いなく、二人きりで（優未もいるが）長時間過ごしていたら何を言われるかわからない。二人が乱入してくれて助かったというべきか。恐らく杉田兄弟はそれを気にしたのであろう。
今回はほのぼの回だと思ったら、最後にショックな知らせが。何週にもわたって保留されていた話が一気に展開するか。
