第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」(木)
放送日
- 2024年8月1日
概要
寅子たちは手紙の翻訳の正確性について、杉田ら弁護人と検察の双方に意見を求める。小野は、自分の苦しさを告白する。そして、金顕洙の事件はいよいよ判決の日を迎える。(NHKオンデマンドの解説より)
寅子が香子に相談している時に突如小野が訪ねてきた。彼女は朝鮮人と付き合っていたが、親に猛反対され婚約を解消した過去があり、そのことに苦しんで来た。
手紙を含め、検察から提出された証拠はどれも証拠能力がないと判断され、金顕洙は無罪となった。金顕洙は裁判長に「ありがとうございます」と頭を下げるが、金広洙は判事らを睨みつける。寅子は、これまでの歴史が……と思うが、入倉は、「過去の歴史なんか知らない。俺は誰も虐げたことなんかないのに、彼らは睨みつけてくる。そんな態度を取られたらこっちだって……と言う。杉田太郎は、新憲法ができたからといって人の心は急には変わらないと言う。
感想
汐見・香子は手紙を読むためだけに新潟まで出て来たのか。手紙そのものを送って訳を送り返してもらうということはできなかったのか。新幹線もない時代、たいそうな時間が(費用も)かかったと思うがそのあたりが気になる。そしてライトハウスには寄ったのだろうか。
小野が何しに寅子の家に来たのかが謎だが、汐見・香子に相談するために来たとしか思えない。どうして彼らが寅子の家にやってくることを知ったのか? 彼らが日本人・朝鮮人夫婦であることをどうして知ったのか?「立ち聞きしてしまって済みません」と謝っていたが、立ち聞きのレベルじゃないぞ……
無罪判決となってよかったが、金顕洙が無罪になったということは、真犯人が別にいるということ(今回は事故かも知れないけど)。なお金兄弟は周囲との折り合いが悪く、商店街の人たちと揉めていたそうだ。そのため疑われたというが、近所の人たちと揉めていたなら、その近所の人が犯人なのではないか?
後半は、差別する気のない人がナチュラルに差別に加担してしまう心理が説明された。杉田兄弟も心に傷を負っている。それに対し、星がまたも「ごめんなさい」と言い出した。星になにがあったのか? それは明日明らかになるのか。