ついに秀吉が播磨に/「軍師官兵衛」第11話「命がけの宴」

粗筋

織田の水軍が毛利と激突し、敗北。その知らせを聞いて播磨は動揺、続々と毛利に寝返る地侍あり、小寺政職も「やはり毛利の方がいいのでは……」と考え始めていた。動揺を鎮めるために織田への援軍を要請した官兵衛だが、北の上杉謙信をはじめ、各地の戦闘で余裕がなく、播磨に兵を出すことができない。

播磨行を希望する秀吉は、対上杉のため北陸行を命じられたが、柴田勝家と険悪になり、兵を長浜へ引き上げてしまう。信長の命に叛いたことになるため、処罰を覚悟したが、結果はお咎めなし。晴れて播磨に兵を出し、中国討伐を進めることになった。

雑感

それなりに面白い回ではあったが、その割に盛り上がらなかった。どこが悪いということではないのだが、どこといって見所がないというか。小寺の殿を、あるいは他の人をまとめるための方策が「信長からの援軍」だけというのも知恵の足りない話だし、宇喜多直家からいいように言われて何も言い返せなかったのも面白くない。見せ場らしい見せ場といえば、信長が秀吉を赦すところなんだが、できれば主役が関係しているところで見せ場がほしかった。

しかし、信長からの援軍が一向にこず、官兵衛がイライラし、他の人たちが動揺している数か月の間、毛利はいったい何をしていたんだ。今播磨を攻めてくれば、前回と違って播磨には抗戦する気力というかモチベーションがなく、あっさり播磨一国を手に入れられたであろうに。

小早川隆景足利義昭に、「織田を破ったことで播磨の地侍が続々と毛利に寝返ってきています。あとは小寺を手中にすればそれで播磨は手に入りましょう」と告げるが、寝返ってくるのを呑気に待つだけではなく、手に入れに出向くべきだったのではないか。史実は知らぬがこのドラマでいうなら、毛利は天下を取る千載一遇のチャンスを棒に振ったことになる。

だしはキリスト教に入信。服装が地味になって村重が残念がる。

善助は姿を消そうとするお道に「女房になってほしい」と告白。お道もそれを受け入れる。