窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

3回目だけど一番笑えた「女子ーズ」

題名女子ーズ(3回目)
劇場武蔵野館3(84席)

雑感

館内は七分ほどの入り。小さな劇場ではあるが、それなりに盛り上がっている感がある。ざっと見た限りでは若い女性と年配の(僕と同年代の)男性が目についてが、若い男性も年配の女性もそれなりいたようであり、かなり幅広く興味を持たれているようである。

客席が暖まっているせいか、今回が最も笑えた。もともと大きな声で笑いを取るようなギャグが多いわけではなく、じわじわくる面白さだと思っていたが、自分的には、三回観て三回目でじわじわが爆発した感じ。

全編を通じて最も印象に残るシーンが、レッドがイエローを迎えにいって「数え」に付き合わされ、というか帰るに帰れず、たまに人が通るのをじーっと眺めている場面だ。これまでテンポよく話がはずんで、あそこで急に動きがなくなってしまうのだけど、そのコントラストが絶妙。観客も一緒に、何もしないでぼーっと観てるだけに付き合わされるのだが、決して飽きないのだ。

藤井美菜がいい味出している。「モンスターズ」では全然印象に残らなかったけど。「それは、……ごめん、まつエク?」のセリフは神。

劇場

武蔵野館は、2011年に「ブラックスワン」を、昨年「オン・ザ・ロード」を観ているが印象がない。整理券が出るが全席自由。この手の映画は、こうしたこじんまりした劇場が向いているのかも知れない。