粗筋
雑感
今日の軍師官兵衛 は、今頃「のぼうの城」が展開してるんだな、と思いながら見ていた。番組の製作陣も、これは「のぼうの城」でやったからみんな知ってるよね、知らない人はそっち見てね、と言っているような気がした。というのは、ちょうどその部分がすっぽり抜けていたからである。「清須会議」がそうだったように。たまたま自分が「のぼうの城」も「清須会議」も観ていたから、そう思うのかも知れないが。
歴史ドラマだから、視聴者に対してある程度の知識を前提とするのは悪いことではない。知らない人は調べてくれと。ただ、それとは違い、先行する著名な作品を変に意識しているような気がするのだ。三年前の大河でやったから今回は触れない、というのなら、それはわかるけど。
「軍師」官兵衛を描くのに、清須会議スルーはあり得ないだろう。本来「軍師」ぶりを示すのに格好の素材のはずだから。でもどう頑張っても、あの映画をしのぐドラマは作れそうもない、だったら、どうせみんなあの映画観ているんだろうから、この作品ではいいや……的な雰囲気を感じてしまうのだ。
その他雑感
- 北条攻めのシーンが初回冒頭につながっている理由がサッパリわからなかった。
- 利休が秀吉に、淀を連れて行くように進言したのは、鶴松をおねに育てさせるため。利休の方がよほど軍師らしい仕事をしている。
(2014/12/15 記)
リンク
- 第40回 小田原の落日(すだち記録帳、2014/10/05)
- 【 軍師官兵衛 】第40回 「小田原の落日」感想(ドラマ@見取り八段・実0段、2014/09/28)