粗筋
- 秀吉は関白を秀次に譲り、太閤となる。
- 朝鮮出兵。総大将は宇喜多秀家。そこに小西行長、加藤清正、福島正則、黒田長政らが主要な戦闘隊だが総じて戦の経験が浅い。お目付け役は小早川隆。最初は連戦連勝、わずかな期間で首都を落とす。
- 官兵衛と三成も朝鮮へ。着いた頃には戦局は悪化していた。おまけに部隊はバラバラで統率を欠くありさま。官兵衛は一時帰国し、一刻も早く戦を終わらせるため和睦を提案、「お前に任せる」との秀吉のお墨付きを得て再び朝鮮へ。
- 秀吉の出した和睦の条件は、朝鮮の半分を割譲せよなど無理難題ばかり。官兵衛は戦を終わらせるのが最優先と、条件を伏せたまま交渉を行なう。日本軍は釜山に撤退させる。
- 淀が再び懐妊。秀吉は上機嫌。朝鮮のことなんか忘れてしまった気配さえ漂う。
- 三成から、状況を直接秀吉に報告するように言われて再度帰国。しかし秀吉は、帰国を認めていない、命令違反だと怒る。さらに三成・増田長盛の面会を断わったのは秀吉に対する裏切りも同然とまで言われる。官兵衛は呆然。「わしを陥れるためにそこまでやるか……」。蟄居を命じられる。
雑感
官兵衛を陥れようとする三成のやり方は児戯に等しいもので、こんな手にあっさり嵌ってしまう官兵衛が心配だ。こういう人は戦にも向いていないのではないだろうか。
朝鮮出兵組は苦労の連続。三成に対して反感の意を募らせる。豊臣家臣団にも徐々に亀裂が。ていうか別にもともとまとまりがよかったわけではないよね。
今頃になって突然豊臣秀次が登場。出演させるなら、もっと前から顔を出させておくべきだったのではないか。
淀が三成に、「私はもう一度殿の子を産みます」と怪しい口調で言うシーンがある。これは三成と浮気した(三成から子種をもらった)ことを暗示しているのではと深読みする人もいたようだが、こんな会話をするほど二人は通じていたということを単に示していただけだと自分は感じた。
リンク
- 第42回 太閤の野望(すだち記録帳、2014/10/19)
- 【 軍師官兵衛 】第42回 「太閤の野望」感想(ドラマ@見取り八段・実0段、2014/10/12)