窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

TV「ハロー張りネズミ」第八話「残された時間」

出演(ゲスト)

粗筋

下赤塚の中華料理店で働く料理人・栗田精二からの依頼は、生き別れになった娘と息子を探してほしいというものだった。妻と死別したあと訳あって離れて暮らすことになり、以後25年会っていないと。が、手掛かりは10年前に娘からもらった手紙だけ。別れた理由は聞かないでくれというばかりで、取りつく島がない。ゴローは気が進まない上に腹を下してしまい、かおるはグレに調査を命じる……

栗田は人を殺して服役していた過去があった。グレも傷害で少年院に入っていた過去があった。

今日のかおる

  • 「で、あんたたちどこまで行ってるの? A? B? それとも〜?」

今日のグレさん

  • グレ「黄色いハンカチがいっぱいあったよ! よかったな!」
  • 栗田「不器用だなぁ、兄さんも……。息子には会えなかったけど、兄さんに会えてよかったよ……」

もひとつ今日のかおる

  • 蘭子「お葬式にも顔を出さないなんて、ひどいと思います」
  • かおる「奴は奴なりの弔いをしようとしているんでしょ」

雑感

  • 大根仁による、山田洋次へのオマージュ作品か。まさかと思ったが最後で泣かされた。話はベタでベタでベタな展開で、特に前半は突っ込みどころ満載なのだが、森田剛の演技がすごい。この文章を書くために思い出しただけで、また泣けてきたよ。
  • 「オッサン、見えるか!?」と叫んだあと、どこかで見ているに違いない栗田を本当に探す、その視線が素晴らしい。
  • 今回はグレさん回。ドラマ的にはいつもゴローではなく変化をつけようということなんだろうけど、中の話としては、この案件はゴローよりもグレに担当させた方がいいとしたかおるの判断が光る。

(2018/01/18 記)