放送日
- 2023年10月14日（13日深夜）
出演（ゲスト）
- 長友郁真（渡辺達也）
- 松並百合愛（美容室の客、写真のみ）
料理
- バターチキンカレー
- チーズナン
概要
久しぶりに休日を合わせて一緒に過ごす予定だったが、ケンジに急に仕事が入り、ダメになった。その日、シロさんは佳代子の家へ。一歳半になったゴロー（ミチルの息子）に出迎えられ、バターチキンカレーとナンをご馳走になる。
事務所の大先生から、引退を考えていて、修のパートナーになってもらいたいが、将来をどう考えているのかと訊ねられた筧は、何も考えていない、今のままがいいと答えてしまい、責任というものを何も考えないのかとあきれられてしまう。仕事に対してはともかく、彼女さんに対しても、と。
シロさんはケンジの休みに合わせて年次休を取得。一緒に朝の散歩に行く。それはケンジの考えるのんびりとした楽しいものとはかけ離れた、苦しいウォーキングだったが、帰宅後に二人で一緒にバターチキンカレーとナンを作り、ケンジは幸せだとつぶやく。ケンジの楽しそうな顔を見て、シロさんも嬉しくなるのだった……
感想
経営者になる気がないから無責任だということにはならないだろう。仕事はしないのに給料だけ上げろと要求するならともかく。大先生だって、可愛いけどどこか頼りない息子の修よりも頼りになると思えばこそ、こういう話をしているわけだし。まして、彼女（？）と結婚するかどうかとは別問題と思うが、一般の人の一般的な反応は、こんなものか。大先生は、余計なことを言わずに、あなたにパートナーになってもらいたいがどうか、考えてほしいと、そのことだけを伝えればよかった。
20年前の回想シーンを実写で流したのはさすがに無理がある。セリフだけにするか、せめてシルエットか何かでごまかすべきではなかったか。
ミチルが、子どもを作るつもりも結婚するつもりもなかったけど、子どもができてしまったから、覚悟を決めて、結婚と出産を受け入れるシーンもさらりと描かれた。原作はどういう順序だったか覚えがないが、シロさんの問題とミチルの問題を並べたのは秀逸。
佳代子さんはおばあちゃんになり、ミチルはお母さんになった。そうやってみんな変わっていく。ケンジは少しお腹が出て来た。シロさんの体型は変わらないが、これはジムに行ったり、毎朝長時間散歩をしたりして、体型維持に努めているから。仕事も、独立する気はない、パートナーになるつもりもない、今のままがいい、というのは無責任でわがままなのだろうか？
料理は、肝心のチキンの漬け込み方が番組では紹介されなかった。これでは作れない（収録はしたもののやむ落ちしたらしく、その後ネットで公開された。手がかかり過ぎて、とても自分には無理）。
ケンジのクネクネ度が season 1 と比べて上がったと思う。ちょっとやり過ぎの感はある。もっとも、法律事務所の面々は演技がわざとらしいし、富永家の人たちは原作のイメージに合っていない。それに比べれば気にするほどではないかな。
