窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

TV「ハロー張りネズミ」最終話「眠る埋蔵金」

出演(ゲスト)

粗筋

  • スナック輝のマスターが弁護士同伴で事務所に来訪。ついに今月中の立ち退きを命じられる。
  • そんな矢先にやってきた権田の依頼は、敷地内にあるはずの徳川埋蔵金を見つけてほしいということ。
  • 埋蔵金の資産価値はざっと3000億円。すべてが権田のものにはならないが、報労金を20%とすれば600億円、あかつか探偵事務所の取り分を成功報酬5%として30億円
  • 30億円! ヒャッハー!! というわけで受任。事務所総動員体制でことに当たることになる。要は蘭子もかおるも、みんなで出張ということ。頑張るのは主にゴローなんだけど。

粗筋(ネタバレ)

  • 苦労の果てに埋蔵金は発掘された。金塊に大量の大判小判、それに光り物各種。中身を改めていた時、突如、洞窟の天井が崩れ出す。かろうじて逃げのび、無事だったが、埋蔵金は再び地面の底に埋まってしまった。権田からわずかばかりの謝礼をもらって、すごすごと帰って来るるはめになる……

今日のゴロー

  • 「TBSが30年も掘っているのにいまだに出てこないんだぜ。そんなものないよ」

今日のかおる

  • 「守りたいものは守りたいじゃん。この国がどんなふうになろうとも」

再び今日のかおる

  • 「ほら若い衆、地獄の底まで私についてきな!」

雑感

  • この話こそ前後編でいくべきではないかと思ったが、あっさり一回で終わる。通常ドラマは1クール11回が基本ではないかと思うが、10回で終わりというのも物足りない。もともとそういう予定だったのか、視聴率が低迷したらしいことが微妙に影響しているのか。これで終わりは残念。
  • 謎はそれなりに工夫が凝らされていたし、テンポよく進み、話としては悪くなかった。
  • 結局カネにならなかった、と嘆くかおるに、くすねてきた大判小判を見せるゴローとグレ。いかにも彼ららしく、また事務所も畳まずに済んだことが明示されたわけで、よいオチだった。
  • 野田洋次郎が演じる「謎の依頼人」がいつ登場するのか、ずっと気にしていて最後まで待たされたが、待った甲斐があった。最後に登場し、「歌を歌いに来ました」といって(エンディング・テーマ曲である)ユメマカセを歌い出す。そのまま番組終了。このラストシーンは秀逸。
  • いつか続編をやってほしい。

(2018/02/01 記)