窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(022)

第05週「空を飛びたい!」(火)

放送日

  • 2022年11月1日

概要

舞がパイロットになることを、スワン号を設計した刈谷は認めず、なにわバードマンに戻ろうとしない。部員たちは舞の体格に見合った操縦席を作ろうと模索するが、それはスワン号の設計全体に影響することだった。スワン号の設計を部員たちが変えようとしていることを舞から聞いた刈谷は、怒り心頭で部室へ乗り込み、ほかの部員たちと口論になる。(NHKオンデマンドの解説より)

素人が設計をいじるな、と怒鳴る刈谷に、玉本は、お前から見たら素人かも知れないが、一年の時から設計は勉強していたという。刈谷がいつ辞めるかわからないから(実際、一年の夏に一度辞めている)。俺の設計でも理論上は飛べるはずだが、記録を狙うならお前がやるしかないと玉本に言われ、刈谷は復帰を決意する。

体重を5kg落とすこと、190Wで50分続けられる体力をつけること。舞に過酷な命令がくだる。

今日の刈谷

「お前は何回俺を連れ戻せば気が済むとや」

感想

いったん辞めた刈谷の復帰回。

刈谷がやめた方がいいと言うのは安全を考えてのこと。急ごしらえのパイロットと機体では危ないと言っているのに、話がすりかえられているのは気になる。ここまで来たら、記録更新を狙うのは建前で、とにかくスワン号を安全にちゃんと飛ばしたい、というだけでいいんじゃないかと思うし、恐らくメンバーの大半も内心ではそう考えているのではないかと思う。鶴田の「やりたい」と刈谷の「無理」は噛み合っていなかったと思うが、それが噛み合ったと見るべきか。

刈谷は自分が尾翼を大きくし過ぎた(これは17回でちゃんと触れられている)せいで事故がおきたと由良に謝罪するが、由良は自分の操縦ミスだという。由良の説に従えば、運転には巧拙があり、下手だと大けがをする可能性がある。だとしたら舞は、体力作りも減量も大切だが、運転の修練にもっと時間を割いた方がいいのではないだろうか……

twitterでは、二ヵ月で5kgの減量と聞いて、それは大変! 自分には無理! のような意見が続出していたが、それは一般人のダイエットとアスリートの減量を混同した見方だ。舞はこれまで運動らしい運動はしていないから、ハードなトレーニングを2週間も続ければ5kgぐらいあっという間に減るはずだ。変に食事制限をせず、ガッツリ食べて筋肉をつけることが大事だ。

その他雑感

  • 舞が帰宅すると一足先に帰って来た浩太が靴を磨いていた。自分のことは自分でやる習慣が身についている描写だろうが、浩太は工場見学のことを舞に話したくて待っていたのかも知れない。同じ「ものづくり」に関わる者として、今の舞と浩太は話が合うはずだ。
  • 渥美、佐伯、西浦らが椅子やペダルの位置で揉めているうしろで、日下部と藤谷が、リブを逆につけてしもた、しまった! という演技をちゃんとしているのがエライ。

(2022-11-08記)


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