窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「史上最大の決戦」(31)

題名

  • 「どうする家康」第31話「史上最大の決戦」

放送日

  • 2023年8月13日

登場人物

概要

お市を死に追いやった秀吉に、家康は激怒、打倒秀吉の意志を固める。だが勢いに乗る秀吉は信長の次男・信雄を安土城から追放、着々と天下人への道を進んでいた。信雄からも助けを求められ、10万を超える秀吉軍と戦う方法を考えあぐねていた家康は、正信の日ノ本全土を巻き込む壮大な作戦を採用。しかし、その策も秀吉に封じられ、大ピンチに追い込まれる家康だが……。(公式サイトより)

池田恒興森長可は織田を裏切り、攻め込んで来た。これに酒井忠次が羽黒にて迎え討ち、勝利。いよいよ秀吉本軍と対することになる。本多正信岡崎城まで引くことを主張するが、家康は、待っているだけでは勝てない、前へ出ると言う。榊原康政小牧山城で迎え討つのがよいと進言。家康は、小牧山城を難攻不落の要塞に5日で作りかえるよう命じる。そこへ羽柴秀吉軍10万が押し寄せる……

今日の小平太

「家柄の良からぬ武家の次男坊は、ここまで出世し、長生きできるとは思っておりませんでした。なんの悔いもありませぬ」

今日の平八郎

「今もまだ(主君とは)認めておりませぬ。天下をお取りになったら考えてもようござる」

雑感

徳川五か国、信雄三か国、秀吉側は多く見積もって二十か国、が、池田恒興を調略できれば次々と崩れる、佐々成政、長曾我部、根来衆雑賀衆を巻き込めば秀吉勢をぐるりと取り囲むことができる……とは本多正信の策だが、まさしく天下分け目の決戦だ。

秀吉は信雄に酷く当たることによって、信雄が誰に泣きつくかを見ていた。対抗する勢力は今や家康くらい。家康が味方するなら、それを口実に一気に徳川を潰してしまおうというのが秀吉の腹だった。家康が対抗する場合、池田恒興の調略は必須。……秀吉はそこまで読み、織田信雄に味方するふりをして織田を攻めるよう指示を出していた。ここまで見通して手を打っているというのは従来とは異なる見方で、面白いと思った。

本多正信の説明は間違ってはいないが、北條と同盟を結んでおり、東側に一切の心配がないことに触れられていなかった。ちょっと徳川の力が過小評価されている気がしなくもない。

真田昌幸の名は出たが、本人は登場せず。登場しないはずはないが、誰が演じるのか?


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