窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(116)

第24週「ツチトリモチ」(月)

放送日

  • 2023年9月11日

登場人物

  • 武井壮(迅助、弘法湯の下男)
  • 那須凛(フミ、巳佐登の女中頭)

概要

日本全国の植物を載せた図鑑がまもなく完成しようとしていた。しかし、未だに版元は見つからない。万太郎は、図鑑は本当に必要とされるのかと自信をなくしていた。そんな万太郎を虎鉄は、きっと何百年も残り続けるものになると励ますのだった。一方、寿恵子の店には、相島と小林一三がやってきて……。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

寿恵子が「やまもも」を成功させるためにはいくつもの高いハードルを乗り越えなければいけないはずだが、そのあたりは深くは描かず、順調に立ち上がっている。「巳佐登」の常連客だった相島圭一が小林一三を連れて店に来た。相島に「やまもも」を紹介したのはみえなのだろう。みえは女中頭のフミまで「やまもも」に派遣した。

フミは新橋の一流料亭「巳佐登」からど田舎・渋谷の新規店では明らかに格落ちだし、後輩だった寿恵子の下に付くことになるし、おひねりも期待できず、かわいそうと思ったが、実はフミは、岩崎のような既に金持ちより、相島のようなこれから出世する(かも知れない)若い男の方が好きなのだそうだ。新しい店を育てていくのは案外性に合っていそうで、寿恵子とも息が合っているようだ。

荒谷佐太郎はやぐされているが、元は神楽坂の板前でかなりの腕だった。寿恵子はおにぎりがおいしかったことから、実は相当な腕前だと見抜き、料理は彼を頼ることに決めていたようだ。案の定、小林一三はオランダなますを所望するが、寿恵子は笑顔で受け、荒谷に無茶振りする。が、荒谷はそれに応えてしまう。

少し頭が惚けかかっている荒谷の母も、料理人の息子を自慢に思っていることが垣間見えて微笑ましい。

渋谷勢が順調なのに対し、万太郎が悩んでいるのが気になる。


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