窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「大坂の陣」(46)

題名

放送日

  • 2023年12月3日

登場人物

概要

豊臣家復活を願う方広寺の鐘に、家康を呪う言葉が刻まれたという。家康は茶々が徳川に従い、人質として江戸に来ることを要求。激怒した大野治長は、両家の仲介役・片桐且元の暗殺を計画。家康はついに14年ぶりの大戦に踏み切る。全国大名に呼びかけ、30万の大軍で大坂城を包囲、三浦按針に用意させたイギリス製大筒を配備。そんな徳川の前に真田丸が立ちはだかる。(公式サイトより)

今日の千姫と秀頼

「あなたさまは本当に戦がしたいのですか。本当のお気持ちですか」
「余は豊臣秀頼なのじゃ」

今日の織田信雄(じょうしん)と千姫

「戦は避けましょう。あなたのお爺さまには世話になった。やりとうない。わしの最も得意とする兵法をご存知かな? 和睦でござる。大丈夫、わしと片桐でなんとかします」
「片桐殿は恐らく明日、大野殿に――」

今日の殿と正信

「秀忠は戦を知らん」
「我らがついておる」
「そうではない、知らんでよいと言っておる。人殺しのすべなど、覚えんでよい」

今日の殿

「これが戦じゃ。この世で最も愚かで、醜い、人の所業じゃ」

雑感

今回の素晴らしいところは、織田信雄を再登場させたことだ。なんと、彼が片桐且元の命を救うのだ。五徳の名前も出て来た。京にいて、信雄と片桐を匿ったという。消息が知れてよかった。

豊臣方は正面衝突を望み、たびたび徳川を挑発する。徳川方はなんとか戦をせず、豊臣に専従してもらうか、徐々に力を削いでいきたいが、そういうわけにはいかなくなってきた。豊臣内でも、なんとか収めようとする片桐は裏切り者呼ばわりされ、孤立していた。ついに家康は戦を起こす決心をする。

今回の戦は徳川が汚名を着る。家康はそれを背負う。秀忠には背負わせない。それが最後の役目だと思っているのだ。

戦いが始まった。当初は徳川方が優勢だったが、真田丸では前田勢が跳ね返され、膠着状態に入った。家康は大砲を使うことにした。その破壊力はすさまじく、その威力を目の当たりにした秀忠は顔面蒼白になる。まるで長篠の戦いで鉄砲の連射を見た家康のように――

その大砲にやられて天井が落ち、千姫が下敷きになるところを茶々がかばう。うーん、厭なだけの女ではなく、こういう面もあるのだ。

あと二回。


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