出演
解説
第6話と第7話の2回が、個人的には最高傑作だと思っている。スピード感あふれるストーリー、とぼけたギャグ、予断を許さない展開、しびれる決めセリフ。これだけ揃ったドラマはそう多くはなかろう。
本庁に連行される雪乃に向かって侮蔑の言葉を投げる青島。これまで何かと親切にしてきた青島に対し、雪乃はそれなりに好意を抱いているはず。その雪乃から一瞬にして嫌われ、憎まれなければならないのだ。この「必死で厭な男を演ずる青島」を演じる織田裕二には唸らされる。彼は決してハンサムなだけの役者ではないのだ。とにかく雪乃を緊急逮捕する場面は、何度見ても見飽きない。
一倉管理官が登場。第6話と第7話の二話だけだが、妙に存在感があった。
篠原ともえは、まだブームになる前。彼女を知っている和久は、意外にミーハー。そういえばたまごっちもちゃんと持っていた。
キムチラーメンと「きむちいー!」の駄洒落が初登場。なぜかこの駄洒落は、このあと使い回されていく。
室井がヘリで登場、ただしその必然性は謎。電話で済む用件だと思うが、単に青島の顔が見たかっただけか?(実は単なる製作スタッフの趣味らしい。その後もヘリは何度も登場する。)
和久が尾行に失敗する青島を見て「だめだ、こりゃ」と呟くが、これはもちろんドリフターズのいかりや長介の往年の名セリフ。
「逮捕する瞬間が一番危険」というセリフは、この回登場。
- 作者: 織田裕二
- 出版社/メーカー: フジテレビジョン
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