窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

TV第6話「張り込み 彼女の愛と真実」

出演

  • 篠原ともえ(本人役)
  • 石井トミコ(真行寺のおばちゃん、張り込み現場の隣人)
  • 布川敏和(岩瀬修、麻薬の売人)
  • 谷村好一(篠木、湾岸署生活安全課保安係係長、青島と和久に張り込みを依頼)
  • 宇梶剛士(八木、湾岸署生活安全課保安係、青島たちと一緒に雪乃を調査)
  • 小木茂光(一倉正和、警視庁刑事部捜査一課管理官・警視正
  • 山下裕子(すみれに取り調べを受けるスリ常習犯、のちにTHE MOVIE2で再登場)

解説

第6話と第7話の2回が、個人的には最高傑作だと思っている。スピード感あふれるストーリー、とぼけたギャグ、予断を許さない展開、しびれる決めセリフ。これだけ揃ったドラマはそう多くはなかろう。

本庁に連行される雪乃に向かって侮蔑の言葉を投げる青島。これまで何かと親切にしてきた青島に対し、雪乃はそれなりに好意を抱いているはず。その雪乃から一瞬にして嫌われ、憎まれなければならないのだ。この「必死で厭な男を演ずる青島」を演じる織田裕二には唸らされる。彼は決してハンサムなだけの役者ではないのだ。とにかく雪乃を緊急逮捕する場面は、何度見ても見飽きない。

一倉管理官が登場。第6話と第7話の二話だけだが、妙に存在感があった。

篠原ともえは、まだブームになる前。彼女を知っている和久は、意外にミーハー。そういえばたまごっちもちゃんと持っていた。

キムチラーメンと「きむちいー!」の駄洒落が初登場。なぜかこの駄洒落は、このあと使い回されていく。

室井がヘリで登場、ただしその必然性は謎。電話で済む用件だと思うが、単に青島の顔が見たかっただけか?(実は単なる製作スタッフの趣味らしい。その後もヘリは何度も登場する。)

和久が尾行に失敗する青島を見て「だめだ、こりゃ」と呟くが、これはもちろんドリフターズいかりや長介の往年の名セリフ。

「逮捕する瞬間が一番危険」というセリフは、この回登場。

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