物語
和久に安楽椅子が送られてくる。腰痛持ちの和久はさっそく座ってみるが、実は和久に恨みを持つものによって爆弾が仕掛けられていることが判明。一斉に避難する署員たち。青島は間一髪で逃げ遅れるが……
解説
すべてのエピソード中、最も笑える回である。室井と青島の掛け合いも見所だが、何といってもいかりや長介の演技力には脱帽。レストランへ電話するすみれのセリフは、何度聞いても笑える。後半で和久が青島に「なぜ逃げなかった」と訊く場面があるが、逃げようとした青島を和久がしっかりつかんで離さなかったことを見逃してはいけない。
第一話では事件解決と犯人逮捕しか興味のない冷血漢のように描かれていた室井だが、殺人犯の山部が心を開いた唯一の刑事が室井であることは注目に値する。この件は最終話にリンクする。ちなみに、室井が上着を脱いだのもこの回のみ。腐女子の妄想を掻き立てるひとつの要素になっている様子である。
真下おぼっちゃまは、皆が尻込みする中、解決策を提案しに渦中に飛び込むなど、男気のあるところを見せる。ただし、却って事態を悪化させてしまったのも真下らしい。
「踊る」の中から生まれた三大グッズのうちのひとつ、かえる急便がこの回初登場。
すみれが火曜日が嫌いなのが明かされるが、この時点では理由はわからない。
秋山副署長の甲高い笑い声が不気味。
柏木雪乃は第一話で終わりかと思ったがこの回も登場、秘密の一端が明かされ、この後も絡んでくるキャラであることが示される。
和久は青島のお守りを受け取らなかったが、全編通じて受け取らなかったのは和久だけである。
余談だが、この時和久がなんとしても結婚させたいと願った娘は、映画「踊る大捜査線THE MOVIE 2/レインボーブリッジを封鎖せよ!」で晴れて華燭の宴をあげることになった。
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