窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

TV第4話「少女の涙と刑事のプライド」

出演

  • 井上慎一郎(大木茂、2年前おきた強盗傷害事件の逃走被疑者)
  • 田中哲司(捜査一課捜査員)
  • DRAGON(DJ役)

解説

雪乃がアメリカでできた恋人の話をするシーンで、うしろにボクサーとトレーナーらしき人が映っているのに注目。この謎の二人は、その後も至るところで目にする。もちろん、ストーリーにはなんの関係もなし。

和久が書いている「こないだのシューズ強盗の報告書」は、第一話の最後に青島と連行してきたシューズ強盗のことか?

これまで私生活を連想させるものが何もなかった室井だが、秋田出身であることが判明。キリタンポ鍋の話は最終回にもう一回出てくる。

青島の最初の失敗につながるすみれの窃盗犯逮捕だが、わざと盗ませて逮捕するのでは、まるで点数稼ぎ(検挙率アップ)を狙っているかのようだ。まして張り込み中なら、鞄を移動させるなど、盗まれないようにすべきだったのではないか?

次の失敗の時は、我慢できずに暴行犯を取り押さえたのはいいとして、そこで「湾岸署だ」と叫ぶ必要があったのかどうか。通りすがりを装うなど、他に方法があったはず。「警察手帳を持っていたら、困っている人を救えないなら、こんなものいりません」と啖呵を切る青島だが、一番警察手帳にすがっていたのは青島自身ではないのか。

室井が青島の何を評価して本庁に抜擢しようとしたのかがわからない。少なくとも、こうした組織捜査を行なう上では、彼のような人材が役に立つとは思えないし、彼の持ち味も殺してしまう。また、この回の青島やすみれの行動も、あまり共感できるものではない。彼らは室井に大きな借りを作った。もっとも、湾岸署の活躍で被疑者逮捕にこぎつけたのだから、おあいこか。

最後の真下の「今度宿直変わってくださいよ」は泣かせる。

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