窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

TVスペシャル「サラリーマン刑事と最後の難事件」

題名

  • THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件

プロデューサー

脚本

演出

出演

内容

王明才が日本人女性と結婚することになった。王は中国警察からの研修生であり、その結婚式は日中警察の高官も出席する外交的意味合いが含まれていた。そのため湾岸署総出で結婚式に準備に追われるが……

感想

王明才は(川野直輝もだが)OD3で初登場したものの、印象が薄かった。本作でようやくキャラが立ち、「ああ、あの人」とわかるようになった。

映画最終作を前にして、そのあたりを思い出すための作品か。内容的には評価のしようがない感じ。王が中国高官の肝煎りの研修生なら、なぜ警視庁ではなく所轄(湾岸署)にいるのか? なぜ顔も知らない人と結婚式をあげるのか? という疑問は持ってはいけないのだろう。

滝藤賢一の、いかにも中国人がしゃべりそうな日本語の演技が実に見事で、感心してしまう。僕は、何人もの中国人と長く一緒に仕事をしていたので、彼らの喋る日本語はよく知っているのだが、本当にこういう風にしゃべるのである。涙が出てくるくらい似ている。

(2014/02/18記)