題名 | 踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ! |
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制作 | 亀山千広 |
脚本 | 君塚良一 |
監督 | 本広克行 |
出演 | ■レギュラー/織田裕二(青島俊作)、深津絵里(恩田すみれ)、ユースケ・サンタマリア(真下正義)、内田有紀(篠原夏美)、小泉孝太郎(小池茂)、北村総一朗(神田署長)、斉藤暁(秋山副署長)、小野武彦(袴田健吾)、佐戸井けん太(魚住二郎)、小林すすむ(中西修)、甲本雅裕(緒方薫)、遠山俊也(森下孝治)、寺島進(木島丈一郎)、松重豊(眉田克重)、高杉亘(草壁中)、柳葉敏郎(室井慎次)、小木茂光(一倉正和)、小泉今日子(日向真奈美)、稲垣吾郎(鏡恭一)、伊集院光(野口達夫)、岡村隆史(増田喜一)、他 ■本作で初登場の人物/小栗旬(鳥飼誠一)、伊藤淳史(和久伸次郎)、滝藤賢一(王明才)、川野直輝(栗山孝治)、黒田大輔(?)、他 |
公式サイト | 東宝スタジオ|踊る大捜査線3オフィシャルサイト |
制作 | 日本(2010年7月3日公開) |
雑感
7年ぶりに制作・公開されたシリーズ第三作。もちろん公開初日に観に行く。
思ったほど劇場は混んでいないなあと思った(のだめ後編の公開日はアリスとコナンと重なったためか、すさまじい込み具合だった)が、他に同じ公開日の映画がなかったからか。「踊る」と同じ日の公開は、避けられるものなら避けたいだろうからなあ。僕が見に行ったシネコンは、3つのスクリーンを使って上映。
ストーリーはまあまあだけど、相変わらず声を出して笑える場面が何度かあったし、スリアミは相変わらず情けないが、一瞬だけ神田署長のカッコいい姿もあり、また最後のどんでん返しも見事で、楽しめた。十分「踊る」であった。
雪乃さんがいないことは、正直気にならなかった。テレビ編から3つのテレビSP、そして映画OD1、OD2を経てキャラクターが次々に増えるので、馴染みの人間を顔みせで出演させていたら話が散漫になるばかり。真下と雪乃の追いかけっこは「踊る」に花を添えていたが、思いが成就して結婚した今となっては、いなくて正解だった。もちろん、水野美紀が出演できなくなった経緯は納得がいかないけれども。
その意味では、寺島進も出す必要はなかったのではないか。SITの登場場面があったから木島丈一郎ということなんだろうが、何の役割を演じたわけでもなかったので(寺島が出てきたら何かするのかと思うだろう)。一方、爆発物処理班の眉田やSATの草壁の登場は懐かしく、ああ「踊る」だなあと思えた。
婦警が記憶にある人が誰もおらず、全員入れ替わっていたようだったのは、前作からの時間の経過を考えればむしろ自然であろうが、さみしくもあった。特にテレビ編以来、常に登場し続けていた山下圭子がいなかったのは残念だった。個人的に、「踊る」に登場する女性陣の中で一番可愛いと思っている人なので。さすがに前作で署長との不倫がバレたため、退職させられたか、異動させられたか……湾岸署にはいられなかったのだろう。
ところで王明才・栗山孝治というキャラは、本作が初出場のようにも見えなかったが、過去に出てきた覚えもない。なんだったんだろう?
赤いシャツの男も、謎のボクサーも、ちゃんと登場する。これはいわば「お約束」のようなものである。ボクサーはシリーズ中、もっともはっきりと画面に映っていた。
リンク
- 大ボリュームの「踊る大捜査線3」は、相変わらずのノリを詰め込んだ幕の内弁当(シネマレビュー、2010/07/01)
- 映画『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』感想(【A面】犬にかぶらせろ!、2010/07/14)