窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

TV第10話「凶弾・雨に消えた刑事の涙」

出演

解説

冒頭のすみれのお見合いは、ファンとしては複雑な心境。振られたのは悔しいが、しかし襲ってくる男に対してすみれのうしろに隠れるような奴(キャリアの刑事だ!)とは破談になって正解だ。

それにしても、「着物を着た恩田すみれ」を演じる深津絵里の凄さには舌を巻く。号泣後の一瞬の態度の変貌も特筆もの。

「ミスのない捜査とスキのない接待」は湾岸署の歴史に残る署長の名セリフ。

この辺りの軽さはいつも通りだが、最後になって突然、場面が急展開。これまでの「踊る」では考えられない方向に話が進む。

一応このドラマは、これまでの刑事ドラマで当然のように使われていた手法は極力排除するとして、拳銃を撃たない、刑事が殉職しない、なども挙げられていたのだが、さすがに最終話に向けて盛り上げるためには多少は禁じ手も使わざるを得なくなったということか。

テーマソングを流さず終わるエンディングも秀逸。

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