窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

交渉人〜THE NEGOTIATOR〜(第五話、2千億の少年を誘拐する女!?)

出演

感想

ますます面白くなってきた。

ウサギの異動の話はどうなったのか、今回は触れられない。桐沢も木崎も、誰もウサギを邪魔者扱いしないし、墨田のセクハラもない。それどころか墨田は甘利をうまく教育している。

誘拐事件が勃発するが、話がなにかおかしい、と交渉班全員が気づいていて、桐沢はウサギに意見を求める(期待外れに終わってキツイ嫌味を言われてたけど)。誘拐犯からの電話はウサギが母親になりすまして対応。あとで「よくやった」と木崎から言われる。母親の態度がおかしいことに木崎もウサギも気づいていて、(特に打ち合わせをした様子がないのに)歩調を合わせて母親を問い詰める。……交渉班のチームワークが際立って描かれている。やはりこういう方が見ていて安心する。事件の早期解決も、このチームワークあってこそと思うから。

  • 初めての一話完結。高林警視正、妹の澪や工藤幹夫などが登場せず、むしろすっきりした構成になっていた。
  • 真犯人を追いつめる場面で、「更生も反省も必要ない!」と叫んで銃を構える姿は「アンフェア」の雪平夏見を彷彿させる。
  • かなりこすっからい役で登場した片山一義だが、すっかり三の線で定着してしまった様子。桐沢は依然としてアクが強いため、片山班と桐沢班の対立の構図が見えてこなくなったのは残念。それに従って蓮見芳樹の印象もすっかり薄くなってしまった。
  • 真里谷恭介の事件に初めて触れられる。次回への布石か。
  • 最終エピソードは3話連続らしい。全8話なので、もう終わりだ。名残惜しい。

配役

井上和香は、雑誌のグラビアではよく見るが、ドラマに登場するのは初めて見たかも。