龍馬伝-09「命の値段」

日曜日は所用があって見ることができず、ようやく再放送を見る。

出演

雑感

今回描かれるのは山本琢磨事件。

京で武市は諸般の志士と交流を得ようとする。が、土佐は勤王において大きく立ち遅れており、自分は殿様と話をするどころか、登城も許されない身分であることを屈辱と感じ、何とかこれを覆そうとする。そのためには自分たちが攘夷運動の先鋒となりこれを認めさせなければ……と考えている矢先に、山本琢磨が拾った(脅し取ったに近いニュアンスで描かれていたが)時計を売って金に換えるという事件が起きる。

当時の賞罰の基準がわからないが、江戸時代は盗みに対しては結構厳しかったはずで、微罪であるとは必ずしも言えないのではないか。酔った上での行為というエクスキューズが効くとも思えない。が、まあとにかく、武市は琢磨に腹を切らせようとし、武市の弟子たちも賛同するが、以蔵は疑問を感じて龍馬に相談、龍馬は武市に直談判にいくが受け入れられず、勝手に琢磨を逃がしてしまう。

この琢磨は長生きをし、ニコライ堂を建てたりと歴史に名を残しているので、この一事でも龍馬は偉業を成し遂げたともいえる。が、琢磨を逃がしたことで武市は藩からお叱りを受け、武市と龍馬の亀裂は深まる……。

僕は窃盗がそれほど軽い罪だとは思わないし、特に、単なる剣術修行ならともかく、これから世の中を変えようとしている「志士」の一人がこうしたつまらない行為をすると、彼らのやろうとしていること全体が信用されなくなるという武市の思いは全くその通りでろう。志のある人は、通常よりも厳しい基準で自分を律する必要があるはず。その点、必ずしも龍馬の意見には賛成ではない。

それはともかく。

冒頭で、数年ぶりに江戸(千葉道場)に戻ってきた龍馬に、佐那が冷たい態度を取る。重太郎が、あんなことでは坂本君に嫌われるよ、というと、「わかってます、わかってますけど、こういう言い方しかできないんですっ」と自分でも自分が理解できない様子。お佐那さん、それは恋というものなのだよ。ふふふ。尚もくどくどと説教する重太郎に、「うるさいっ」と言ってお玉を投げつける仕草が可愛いくて笑えた。それにしても、渡辺いっけいが噛むと、結局コメディになってしまうんだなあ。