窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

本能寺に江のイリュージョン出現/05「本能寺の変」

雑感

信長が何かと光秀につらく当たり、周囲もさすがに「やり過ぎでは?」と感じている。ついに森蘭丸が信長に質問。と、信長の回答は、「わしのあとを継げるのは光秀しかおらん」。……期待が強過ぎるが故の厳しさだったのだ! なんというツンデレ。しかしその気持ちは誰にも伝わっていないなー。ここは蘭丸に光秀宛て一筆入れてほしいところだが、信長に黙ってそんなことはできないだろうし、信長に言ったら怒られるに決まっているし。

江は信長に会いたい! と思った矢先に家康から誘われて一緒に京へ行くことに。が、すれ違いで会えず。ここらあたりはもう一生会えませんフラグ。

で、堪忍袋の緒が切れた光秀は、中国へ行かず、本能寺を攻めることに。信長は必死で応戦するが、いかんせん多勢に無勢。潔く諦めるが、そこで思い浮かべたのは誰あろう江なのだった。しかも奥の部屋には江の幻影が登場する演出。

一方、その瞬間、お市の部屋では信長からもらった天下布武の文鎮が突然割れるという事態が起き、江は江で悪夢を見て目を覚ますという念の入れよう。出来の悪い漫画じゃあるまいし、今どき、信長の死の瞬間に文鎮が割れて「兄上に何かあったのでは……」と思わせるなど、いくらなんでもやり過ぎだろう。

江は家康とともに逃げ出すが、野武士に囲まれてヤバイことに。この時点では江は馬にうまく乗れなかったのだが、江の方にも信長のイリュージョンが登場し、馬の乗り方を指導する。それで急に馬が操れるようになった江は一目散に走らせ、難を逃れる。そして、「信長さまはきっと生きておいでです」という家康に「今、死にました」と伝える。……

これまでも甘々のストーリーではあったが、自分としては受け入れられたし、むしろ面白いと思っていた。が、今回はすさまじい。文鎮が割れることもそうだし、本能寺に江の幻影が出現することもそう。江が信長に対して強い父性を感じ、惹かれる、というのはわかる。面白い設定だと思う。信長も、自分の機嫌を取る人間ばかりの中で、思ったことをずばずば言う江に好感を持つ、というのも良いのだが、死の瞬間に信長が思い浮かべるのは江じゃないだろう。信長にとって江の存在はそんなに大きなものではなかったはずだ。これまでに特にそんな伏線もなかったし。超能力で江が信長の死を感じ取るところもだ。

突っ込みを入れるのも楽しみのうちとはいうが、もう少し骨太の作品にしてほしい。