窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「外事警察」第1話「テロリスト潜入!」

3年前のドラマだが、今年映画化されるらしい。予習しておかないと。

出演

  • 渡部篤郎(住本健司、警視庁公安部外事4課、警部補)
  • 尾野真千子(松沢陽菜、警視庁巡査長)
  • 北見敏之(金沢涼雅、警視庁公安部外事4課、住本班最年長)
  • 片岡礼子(五十嵐彩音、警視庁公安部外事4課⇒退職)
  • 滝藤賢一(久野秀真、警視庁公安部外事4課)
  • 渋川清彦(森永卓也、警視庁公安部外事4課)
  • 山本浩司(大友遥人、警視庁公安部外事4課)
  • 遠藤憲一(倉田俊貴、ZERO担当、いわゆる裏理事官)
  • 奥貫薫(住本絵美、健司の妻)
  • 稲垣鈴夏(住本由樹、健司の娘)
  • 平岳大(久保田岳、豊島南警察署の刑事で松沢陽菜の元同僚)
  • 余貴美子村松久美、内閣官房長官
  • 田口トモロヲ(谷村博、谷村テック社長)
  • 小林美江(谷村佳代、別居中の谷村の妻)
  • 陰山泰(ファンドの男、谷村に融資を持ちかける)
  • 吉田羊(佐田由紀子、ガス爆発で夫が死亡)

感想

複雑なストーリーで一度ですんなりと飲み込めない。

NHK土曜ドラマとして放映されたのだが、わざわざNHKがこのようなテーマを選んだことが気になる。ただの偶然?

追記(1/22)

2回見てようやく理解できた。

松沢陽菜が突然公安に呼ばれる。上司の住本健司は所轄をハエ呼ばわりする嫌な奴だ。

スパイとおぼしき人物(ラモン)を追う。ラモンは日本の技術を盗み出すため谷村テックに目をつける。優れた技術を持っているが、数年前のガス爆発の際に谷村テックの製品に欠陥があるかのように世間に認識されたため、以後業績が傾き、谷村博は家族と別居、3千万円の負債を抱え、次に不渡りを出せば倒産という状況で踏みとどまっている。

ラモンは谷村テックの技術を3千万円で買いたいと持ちかける。軍事に転用可能な技術を外国に販売することは法律違反。いったんは「正規のルートを通じて申し込んでくれ」と突っ撥ねた谷村だが、ファンドから有利な条件での融資を提案され、浮かれているところで一転して融資が打ち切られると、絶望のあまりラモンの提案を受け入れることに。

こうした事情は住本、松沢らはつかんでいたが、ラモンを捕まえるために谷村は泳がせ、ラモンと取引きが成立したところで外為法違反で検挙する。谷村の破滅を防ぐこともできたのに、それをしなかった住本のやり方に激しく反発する松沢だったが……

「君が警察官を志望したのは、大学時代の親友、原田直美が性犯罪に巻き込まれ、男性恐怖症になってしまったからだそうだな」と住本は言う。そんなことまで調べているのかと驚く松沢に、「原田直美は本当に男性恐怖症になったのか? そもそも彼女は本当に親友だったのか?」と訊く。松沢は答えない。採用されるために、受けを良くするために、そのような物語をでっちあげたのか。松沢の表情からは読めない。

五十嵐彩音は、こんな仕事はこれ以上続けられないと言って辞めていく。「これであなたとも切れる」と住本に言うが、これはプライベートでも付き合いがあったという意味だろうか?

目的のためには一見理不尽とも思える行動を平気でする公安。厳しさと恐ろしさを示しつつ、今後の伏線を感じさせるものが節々に埋め込まれている。

ちなみに、住本が松沢を引っ張ったのは、松沢が「美人過ぎず、ブサイク過ぎず、男の目を惹かない」からだそうだが、ちょっと笑った。尾野真千子の顔とスタイルは、十分男の目を惹く、と思う。

配役

尾野真千子は現在「カーネーション」で主役を務める人。渡部篤郎は「岳」で牧さんを演じた。ええー、そうだったっけ?

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