出演
- 片岡弘鳳(稲垣純也、警察庁幹部)
感想
住本健司の様子がおかしい。元々おかしい人だった(一般的な意味でもモラルや倫理は大きく欠如していた)から、区別がつきにくいが、住本班の久野秀真らまでが「主任はおかしい」と文句を言い始めるから、彼らの目から見ても以前とは変わったのだろう。変わったのは下村愛子と出会ったから……と匂わせたいようだが、それはないだろう。深い関わりをもってきた協力者・ニケの死、家族との別居などが大きな理由ではないか。
大和田団地がテロリストの拠点だと判断し、SAT投入を決めるが、住本は陽動ではないかとの疑念が拭えない。その確認のため時間の猶予がほしいと有賀正太郎に訴え、突入を一日待ってもらう。しかし、礼状を取ってジュリオの店を家宅捜査するも、既にもぬけの殻。どうする? どうする?
テロリストの組織は、ジュリオに下村愛子を殺せと命じ、ジュリオは愛子に連絡を取る。愛子がジュリオに会いに行けば命が危ないが、倉田俊貴は報酬として愛子に300万円用意。さらに、ジュリオに対しては、情報提供をしてくれたらテロ組織に内密で新しい戸籍を与え、逃走資金として1億円与えることとし、それを防衛機密費から捻出すべく、村松官房長官を説得。
ところが、土壇場で愛子が厭がり出す。倉田は、いったん心が折れた協力者は使い者にならないから、説得する必要はない、協力者としての登録も抹消すると運営者である松沢陽菜に告げ、松沢も責任を取るように宣告する。
が、住本が会いに行くと、住本のためならやるという。「あなたが望むなら!」愛子が危険な任務を進んでこなしてきたのは、住本のためだった……? なぜ住本にそこまで……?
愛子はジュリオに会いに行く。ジュリオは愛子に銃を突きつけるが、結局撃たない。どうやら愛子に「落ち」たのはジュリオの方だったということか。
実家? に帰った住本絵美のもとに健司から離婚届けが送られてくる。手紙には「家族を持つべきではなかったのかも知れない」。絵美はどう判断するのか。
配役
今回も遠山俊也が出ていたようだが、わからなかった。
- 作者: 麻生幾
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