窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「外事警察」第3話「囮(おとり)」

出演

感想

今回は一度でだいたい理解できた。集中して見ていたせいか、だいたい物語の筋立てが飲み込めてきたからか。

冒頭は6年前、下村誠一と愛子が美容室をオープンする微笑ましいシーンから始まる。こういう時代があったのだ。どうして今はこうなってしまったのか?

住本健司は下村愛子の傷を抉るようなことを言い、これで協力者になってもらうのは絶望的かと思いきや、協力を申し出てもらえることになった。が、その任務はジュリオの携帯のSIMカードを抜き取り、コピーしろというもの。単に携帯の履歴を見るとかならまだしも、これは手間も時間もかかることで、訓練を受けた人間ならまだしも、素人の下村がこんな技を使うなんて、文字通り命懸けの作業だ。

一度目は失敗し、二度目の依頼を松沢陽菜は危険過ぎるとして拒否するが、もし断わるようなら、誠一に受けさせている医療も打ち切って放り出すと住本は言い放ち、松沢は「そんなの人間じゃない!!」と叫ぶが止められない。もっとも、意外にも下村はこの依頼を受ける。これが一応成功するのだが、ジュリオは気付いていたようでもある。もしバレたら命を落とす可能性もあるが……。

住本の協力者、ニケが行方不明になる。実は「フィッシュ」に探りを入れていたことがバレ、監禁・リンチを受けていた。それを知った住本はあわてて妻・絵美と娘・由樹を実家へ帰すことにするが、豹変した健司に家族は戸惑う(「あなたは誰?」)。

住本健司の父、栄司も警察官だったが、恐らくは何かの事件に巻き込まれ、植物人間になってしまう。その看病に苦労している母の心情を慮り、健司は父を殺そうとしたことがある、らしい。この時はコトを達成する前に母が気付き、阻止した。そして、「お母さんのためにやった」という健司に「何を恐ろしいことを!」と叱るのだが――

住本は、ニケが行方不明になったことを倉田俊貴に指摘され、現状を報告しろと厳しく迫られるが、「調査の上状況が判明次第、必ず報告します」と現状報告を拒否する。倉田はこの失敗を機に有賀正太郎と住本を追い落とすつもりだが、事情がわからなければいけないと、松沢の抱き込みにかかる。

ハラハラドキドキ。いよいよドラマは佳境へ入ってきた。これで半分。