「外事警察」第4話「裏切り」

出演

感想

複雑な物語だ。

前回、下村愛子がジュリオに会いにバーを訪れた際、セックスを強要されたようだ。そこまでとは悟っていなかった。しかしまあ、愛子の側からハニー・トラップを仕掛けているわけだから、この程度のリスクは住本にとっては計算済みだったのではないか。そしてどうも、愛子にとってもそうだったらしい。一人、松沢陽菜が憤慨している。

ジュリオの携帯電話の発信履歴から、住本班は蜂谷化学を割り出し、現場に向かう。が、タッチの差でトラック4台が発信してしまい、建物の中はもぬけの殻。トラックを追うが、最初の3台は陽動で4台目を見失ってしまう。建物の中には血痕で「827」の文字。これはニケの血ではないのか。

松沢は愛子に住本の思惑を話し、危険な任務は降りるようにいう。住本も前回の行為が限度と思ったか、これでおしまいにするから以後はジュリオを無視するように伝える。が、なぜか愛子はやめない。その後もジュリオを訪ね、情報を得てくる。そして、こんなに自分は役に立つのだから、「あなたたちは私を切れない」と宣言する。

愛子がスパイ行為をやめない理由はちょっと謎である。お金がほしかったのか、誰かに必要とされたかったのか、物言わぬ病人の介護にうんざりし、非日常の世界を覗いてみたかったのか。

住本の協力者、ニケが殺された。さすがに住本はショックを受ける。せめて手厚く補償を、と思ったが、公安との関わりを一切消す、従って補償はない。家族にも知らせない。死体は身元不明のものとして処理する……と言われ、戸惑う。

住本は、松沢が愛子を運営するのは無理だとして自分の協力者とし、松沢に接触するなというが、松沢は愛子に接触を続ける。そして愛子がジュリオから盗み取ったメモを託され、住本に見せるように言われるが、松沢は住本には見せず倉田のところへ持って行く。そのメモを元に敵のアジト(大和田団地)を見つけることができた。松沢は住本を出し抜いたのだ。

その報酬として好きな部署へ異動させてやるという倉田に対し、愛子を自分が運営する協力者として正式に登録してもらうよう依頼。これにより、ZEROの護衛がつくことになった。そのことを知った住本に対し、「あなたはもともと下村愛子を運営する自信などなかったのだ」とやり返す。

住本の父親も公安の人間だった。が、ある時有賀正太郎の身代わりになって襲われ、植物人間になってしまった。そして、どうやら愛子に亡き母の面影を見ているらしい。

村松久美は、サードパーティールールを持ち出し自分に情報をあげてこない有賀正太郎苛立ち、公安内部に自分の手の者を作ることにした。そんな村松のところへ「テロ国際会議を中止せよ」という脅迫文が届く。中から出てきたのは人間の耳だ!

さて、敵のアジトを発見し、あとはSATの出番、公安の役目もここまでということになったが、ずっと「何かがおかしい」と思っていた住本は、愛子が得た情報がトラップだと気付く。ジュリオが愛子に落ち、愛子にいいように情報を抜き取られていたのではない。愛子がスパイ行為のために接触してきたことを知って、ジュリオが罠にかけたのだ、と――

実家へ帰ったという設定からか、住本絵美・由樹は登場せず。まさか、これで終わり?

配役

エンドロールで遠山俊也(湾岸署の森下クン)が出ていたことを知ったが、どこに出てきたか気付かなかった。