窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(108)

第23週「マミーのマミーや」(火)

放送日

  • 2024年3月5日

概要

アメリカ行きを決めたスズ子だったが、愛子は、置いていかれることに拗ねてしまう。旅立ちの直前に開催された「お見送りショー」には、おミネたちも応援に訪れ、最後に披露された「東京ブギウギ」で会場は大盛りあがりとなる。しかし、客席で大野と一緒に見ていた愛子は相変わらずの様子でいる。出発の日、泣き叫ぶ愛子を残し、スズ子は胸が引き裂かれる思いで家を後にする。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

今日はすべてを小野美音が持って行った。拗ねる仕草も、泣いたり甘えたりする態度も。お見送りショーに愛子も見に来て、「こんなに大勢の人から応援されているんだね! マミー、頑張ってね!」と安易にならない脚本は素晴らしいが、笑顔にはならずとも拗ねている顔に微妙に変化あり、マミーの人気が誇らしくはあるのだな、と感じさせる。出発当日も、「行ってらっしゃい」と言いたい、言わなくちゃいけないということは本人もわかっているようなのだが、「行って来ます」と言われたらつい「いやあー」と声が出てしまい、言い出したら止まらなくなってしまうところなど。

小野美音は本当にすごいが、朝ドラを見ていると、とにかく子役がみな素晴らしい。失礼ながら、中には本役の人よりずっとよかったと言いたくなる人もいる。NHKは何処からあんな子たちを見つけて来るんだろう?

出発まで大騒ぎとなった渡米だが、今日一回で四ヵ月のアメリカ公演は終わりのようだ。アメリカロケができるわけはないから簡単に済ませるのだろうとは思ったが、今日出発してそれで終わりとは思わなかった。

ところで、この渡米中に引っ越しも行なわれたと知って驚愕した。そこまで大野に押し付けたのか? スズ子は鬼やなあ。そもそも引っ越しに際して、何を捨て何を持っていくのか、新しい家具の購入や配置など、家主がいなければ決められないことはゴマンとあるはず。仮に家が完成したとしても、帰国を待って引っ越しをすればいいではないかと思うが……

「お見送りショー」での「東京ブギウギ」。さらなる成長を見せるスズ子などSNSでも評判がよいが、挨拶は肉声なのに歌に入ると突然、録音演奏になるのが不思議。急に声が変わって戸惑うし、ライブ感がブチっと切れる。演出上の理由があるのだろうが、ライブでやってほしいなあ……。



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