第21週「あなたが笑えば、私も笑う」(金)
放送日
- 2024年2月23日
概要
茨田りつ子の紹介で、大野晶子がスズ子の家政婦として働くことになる。この日のスズ子の仕事は、タナケンとの映画の試写会。スズ子はいつもどおり愛子も仕事に連れて行こうとするが、大野は愛子を留守番させるように言う。初めは愛子に留守番はまだ早いと反対するスズ子だったが、山下の説得もあり、初めて愛子を家に残して仕事に行くことにする。(NHKオンデマンドの解説より)
今日の大野晶子
「ずっと、一人で頑張ってきたはんでね。これからは私がいます。頼ってけ」
感想
大野さんがいい人でよかったー。
まず朝早く、スズ子が眠っている間にやってきて食事の支度を始める。勝手と言えば勝手だが、目が覚めた時に食事の用意をしておきたいという気持ちの表われであろうが、いろいろ躊躇しているスズ子に迷う隙を与えない、良い手だ。
当然のように仕事場に愛子を連れて行こうとするスズ子だが、当然のように大野は愛子はお留守番だと言う。山下が援護に回ったのは、自分が職場で愛子の面倒を見るのは限界だと感じていたためだろう。
大野は愛子が破った障子を張り替えただけでなく、愛子に手伝わせ、花びらをあしらう工夫も見せた。「女の子だもの、お花の障子は破けませんよ」。愛子が障子を破ったのは、悪戯というより、母の気を引くためだったと思うので、大野がずっと相手をしてくれれば、もうしなくなるとは思うが。
愛子を残して仕事に出たスズ子は、愛子のことが気になって仕方がない。あわてて帰宅するも、愛子が大人しく大野の手伝いをしている姿を見て、ほっとする。大野からは一人で頑張って来たことをねぎらわれ、これからは私を頼ってくれと言われて、安心し、泣き出すのだった。
夜、羽鳥から新曲だと言って渡された「ヘイヘイブギ」を、子守唄代わりに愛子に歌って聞かせる。「あなたが笑えば、私も笑う」はこの歌の中の言葉だった。
木野花は本当にいい演技をするなあ。いるだけで安心感がある。それと、小野美音が想像以上にうまい。