窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(097)

第21週「あなたが笑えば、私も笑う」(月)

放送日

  • 2024年2月19日

登場人物

  • 小野美音(アイ子)

概要

「東京ブギウギ」に続き、「ジャングル・ブギー」もヒットさせたスズ子は、仕事に育児に大忙しの日々を送っている。ある日、タイ子がスズ子の家を訪ねてくる。すっかり体調も回復したタイ子は、ある決断をしていた……。一方、スズ子は、タナケン主演の映画に出演することになる。スズ子は、まだ小さい愛子を現場に一緒に連れていくことにするが、撮影中に事件が起こる。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

スズ子が家事に勤しんでいると、アイ子はふすまをびりびりに破ったり、また小麦粉を部屋にぶちまけたりしてしまう。叱りたくなる気持ちはわかるが、これで叱られてはアイ子が可哀想だ。アイ子はもっと遊んでほしいのではないか。スズ子は精一杯やっているつもりだろうが、アイ子はもっと長時間自分に付き合ってほしいのだ。

楽屋へ連れて行ってもふと目を離した隙にどこかへ行ってしまう。映画のスタッフが子守りを引き受けてくれたが、転んで頭を打ってしまう。

山下は「目を離さないでください」とスズ子に文句を言われるが、山下はマネジャーであってシッターではない。マネジャーの仕事もしなければいけないし、それに、年を取ると小さい子の相手は身体にも負担だろう(この問題は先週も山下がスズ子に訴えていた)。現場のスタッフの一人が突然子守りを言いつかるが、この人もシッターの専門家ではない。そもそも楽屋はいろいろな人が出入りする上に物も多く、小さな子にとって決してよい環境とは言えないだろう。

どうしても楽屋に連れて来たければ、子守り専門の人を二人くらいつけなければ、周囲に迷惑がかかるだけだ。スズ子にはスズ子の思いがあるのだろうが、あまりに頑固だと、そのしわ寄せが山下やアイ子自身に向かってしまう。このまま最後までわがままを通すとは思いたくないが、はたしてどう着地するか。



映画ランキング