クリント・イーストウッド監督作品は「チェンジリング」「ヒア・アフター」についで3作目。イーストウッドも既に81歳、それでこんな作品を作れるのか。才能もそうだが、体力がすごい。
題名 | J・エドガー(原題:J. Edgar) |
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監督 | クリント・イーストウッド |
出演 | レオナルド・ディカプリオ(ジョン・エドガー・フーヴァー)、アーミー・ハマー(クライド・トルソン、エドガーの盟友にして愛人? FBI副長官)、ナオミ・ワッツ(ヘレン・ギャンティ、エドガーの秘書)、ジュディ・デンチ(アンナ・マリー、エドガーの母親)、他 |
公式サイト | J・エドガー |
制作 | USA(2012年1月28日公開) |
劇場 | 109シネマズ港北 |
感想
事前に想像していたものとはかなり違った作品だった。FBIの初代長官であるジョン・エドガー・フーヴァー(実在の人物)の生涯を描いたもので、アメリカ人にとっては意味のある作品だろうが、名前も知らないし、劇中のエピソードも何一つわからず、全く興味の持てない人物だったので、その点少々退屈だった。
1919年、まだFBI自体が存在する前から、1972年に死ぬまで、ディカプリオ、アーミー・ハマー、ナオミ・ワッツが一貫して演じる。1919年はエドガーは24歳、ヘレンは同年代かもっと若いだろうが、ちょっと老けていた(ディカプリオは37歳、ワッツは43歳)。が、1960年代から70年代にかけての三人の老けぶりは、メイク・演技ともに見事の一語に尽きる。これは一見の価値ありだ。
配役
ジュディ・デンチは「007 カジノ・ロワイヤル」でのM役が印象に残る。「チャリング・クロス街84番地」にも出ていたみたいだが何の役だったろう?
今日の英語
エドガーがヘレンに求婚するが即座に振られる。この時のヘレンの返事は「私にとっては仕事が第一です(だから結婚など考えておりません)」というもの。これを「Works comes first for me.」と言っていた。こういうcomeの使い方もあるのか。
- 作者: マルクデュガン,Marc Dugain,中平信也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/02
- メディア: 文庫
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リンク
- 「J・エドガー」(honkyochinikki、2012/01/29)
- 『J・エドガー』Tohoシネマズ府中(猫とお昼寝・お気楽映画日記、2012/01/29)
- J・エドガー(田中大士の食うに困らぬ日々、2012/01/29)
- 「J・エドガー」(loisir-spaceの日記、2012/01/29)
- J・エドガー(YAMDAS現更新履歴、2012/02/17)