題名 | ザ・マスター(原題:The Master) |
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監督・脚本 | ポール・トーマス・アンダーソン |
出演 | ホアキン・フェニックス(フレディ・クィエル)、フィリップ・シーモア・ホフマン(ランカスター・ドッド、「ザ・マスター」)、エイミー・アダムス(ペギー・ドッド、ランカスターの妻)、他 |
公式サイト | 映画「ザ・マスター」公式サイト |
制作 | USA(2013年3月22日日本公開) |
劇場 | TOHOシネマズシャンテ |
雑感
「人生の特等席」でのエイミー・アダムスが魅力的だったので、それで観ようと思った。アカデミー賞にも絡んでいる作品だったから、それなりのものであろうと思った。
が、わからない。作品の良し悪しという以前に、何が言いたいのか、いやそもそも画面の中では今何が起きているのか、全然理解できなかった。当然、面白くない。そうでなくても長い作品なのに。
終了後、解説記事をいろいろ読んでようやく何の話かがぼんやり見えてきたものの、依然として飲み込めていない。パーティーの席でランカスターが歌って踊り出す場面で、途中から女性が全員一糸まとわぬ姿になったのは、そういう下品なパーティーだったということなのか? それとも、眺めているフレディの妄想(幻想)か? 参加者は皆が皆若いわけでも、美人というわけでもなく、悪趣味なシーンであった(ヘアも丸見えだったがぼかしが入らなかったのは良かった)。
ペギーら家族がランカスターに、フレディを追い出すように懇願し、ランカスターが「わかった、考える」という場面があるが、その後、ランカスターが何かを考えたようには思えなかったし、家族もフレディと談笑したりしていた。出て行ってほしいのか、そうでないのか、どっち? その他、意味不明な箇所多数。
Academy Award
第85回のアカデミー賞において、主演男優賞(ホアキン・フェニックス)、助演男優賞(フィリップ・シーモア・ホフマン)、助演女優賞(エイミー・アダムス)の3部門でノミネート。受賞はならず。なおエイミー・アダムスの助演女優賞ノミネートはこれで4回目。まだ受賞歴なし。