窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

今年のアカデミー助演女優賞は決まり。「幸せへのキセキ」

予告編はタコだが、本編がこんなに笑える、楽しい作品だとは思わなかった。

題名幸せへのキセキ(原題:We Bought a Zoo)
原作ベンジャミン・ミー
監督キャメロン・クロウ
出演マット・デイモン(ベンジャミン・ミー、コラムニスト)、コリン・フォード(ディラン・ミー、ベンジャミンの長男)、マギー・エリザベス・ジョーンズ(ロージー・ミー、ベンジャミンの長女)、トーマス・ヘイデン・チャーチ(ダンカン・ミー、ベンジャミンの兄)、スカーレット・ヨハンソン(ケリー・フォスター、飼育係)、エル・ファニング(リリー・ミシュカ、ケリーの従姉妹)、ジョン・マイケル・ヒギンズ(ウォルター・フェリス、検査官)、他
公式サイト映画『幸せへのキセキ』公式サイト || 絶賛開園中
制作USA(2012年6月8日公開)
劇場新百合ヶ丘:ワーナー・マイカル・シネマズ

粗筋

妻を病気で失い、残された父と二人の子供はその悲しみから立ち直れないでいた。ベンジャミンは会社を辞めてしまうし、ディランは荒れて中学校を退学になる始末。新しい場所で人生を再スタートさせようと郊外に家を買って引っ越すが、その家には動物園がついていた。前のオーナーが亡くなってからは閉園していたが、手入れをして再び開園すれば収入になると、準備を進めるが、手持ちの資金も底を尽き……

で、まあ、いろいろあったが結局動物園は開園するし、開園したらお客様は押し寄せるし、家族も再生していくという話。

感想

今年のアカデミー助演女優賞は決まったな。もちろん、ロージーを演じたマギー・エリザベス・ジョーンズである。子役という枠を超えて、実に魅力的だ。今回の登場人物の中で一番年下になるが、ある面では兄や、時として父よりもずっと大人びていて頼りがいがある部分もあるという割に難しい役どころを見事にこなしていた。彼女に引っ張られて2時間見入ってしまったと言っても過言ではない。

邦題もそうだし、予告編などから、例によって感動を押し売りするような話かと思い、それだと厭だなと思ったが、全編、本気で笑えるようなギャグがちりばめてあって、館内は笑いが絶えなかった(僕も何度か声を挙げて笑った)。楽しく観られる映画である。

それにしても、改めて見てみると予告編は糞だ……。だいたい「妻との約束を果たすために」って、約束って何ですかね? 本編では何も明かされなかったよね?

日本語タイトル

素直に「動物園を買っちゃった」ではいけないのか。奇跡と軌跡を掛けて気の利いた表現のつもりか。

配役

マット・デイモンって「ヒア アフター」に出ていた人かー。わからなかった。

今日の英語

  • 家を見に行く時、不動産屋にママの話をするロージーに、ベンジャミンが、「この人はママに会ったことがないんだから(ママの話はやめようね)」みたいなことを言ってたしなめた時。
    • I know, but should have.
    • 「わかってるけど、ママのことを知ってほしかったの」みたいな感じ? 字幕はなんて出てたかな?
  • 予告編にも出てくるセリフ。ケリーがベンジャミンに詰め寄る。
    • Why don't you buy this place?
    • Why not?
    • 後半のセリフが予告編の字幕では「約束したんだ」となっていて、変だなと思っていたのだが、本編では「いけないか?」になっていた。これなら、わかる。
  • どのシーンだったかな
    • Who cares?(関係ないわ)

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