アーノルド・シュワルツェネッガー復帰作にしてキム・ジウン監督ハリウッドデビュー作。今年度最高の一本。歴代のアクション映画の中でもかなり高得点を叩き出すのではないか。堪能した。
題名 | ラストスタンド(原題:The Last Stand) |
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監督 | キム・ジウン |
出演 | アーノルド・シュワルツェネッガー(レイ・オーウェンズ、国境の街ソマートンの保安官)、ルイス・ガスマン(フィギー、副保安官)、ザック・ギルフォード(ジェリー・ベイリー、副保安官)、ジェイミー・アレクサンダー(サラ・トーランス、副保安官)、ロドリゴ・サントロ(フランク・マルチネス、サラの元カレ)、ジョニー・ノックスビル(ルイス・ディンカム、武器オタク)、フォレスト・ウィテカー(ジョン・バニスター、FBI司令官)、ジェネシス・ロドリゲス(エレン・リチャーズ、FBI捜査官・人質)、エドゥアルド・ノリエガ(ガブリエル・コルテス、麻薬王)、ピーター・ストーメア(ブレル、コルテスの部下)、他 |
公式サイト | 絶賛上映中!映画『ラストスタンド』公式サイト |
制作 | USA(2013年4月27日日本公開) |
劇場 | TOHOシネマズ ららぽーと横浜 |
雑感
期待をはるかに超える面白さ。アクション映画とはかくあるべしというお手本のような作品だった。仕事が早く終わって時間の余裕があったから(それに映画の日だし)2本観ようかと思っていたのだが、この感動と興奮を大事にしたかったから、これだけ観て帰ってきた。
シュワルツネッガーは敵役に、まず銃撃戦で勝ち、カーチェイスで勝ち、口喧嘩で勝ち(これは非常に重要)、素手の体術で制圧し、最後はナイフで勝つ。ここまでとことんカタルシスを味あわせてくれてこそ堪能できる。ストーリーにも破綻はなく、当たり前だけど最後は全員捕まってスッキリする。ぞくぞくした。
「よくもおれの自動車を台無しにしてくれたな」
「よくもおれの休暇を台無しにしてくれたな」
くーっ、痺れる。もっと言ってやれ。
「わかった! 2000万ドルやる。だから見逃してくれ!」
「名誉は売らない」
カッコイイィー。
これまでのシュワルツネッガーの役どころは一人で戦うものだったが、本作ではチームを率いて戦う。リーダーとしての振る舞いが、彼の新しい見せ場となる。年を重ねるというのはこういうことなのだ。
日本語タイトル
standには「〔戦いにおける精いっぱいの〕抵抗、防御」(英辞郎)の意味がある。タイトルは「俺たちが最後の砦だ」という意味だと公式サイトにあるが、それならそういう邦題をつければいいのに。
今日の英語
- Keep it change.(釣りはいらない)
- Pay attention.(よく見てろ)
- Keep it.(持ってろ)←この表現、洋画では頻出しますね