予想外にドキドキ!「サイド・エフェクト」

スティーブン・ソダーバーグ監督引退作品と銘打たれているが、このあとにもう一作「恋するリベラーチェ」がある(日本公開は11月1日)。スティーブン・ソダーバーグは「セックスと嘘とビデオテープ」(1989年)でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを史上最年少で受賞。「トラフィック」(2000年)でアカデミー監督賞を受賞。

題名サイド・エフェクト(原題:Side Effects)
監督スティーブン・ソダーバーグ
出演ルーニー・マーラ(エミリー・テイラー)、チャニング・テイタム(マーティン・テイラー、エミリーの夫)、ジュード・ロウ(ジョナサン・バンクス、エミリー主治医)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ビクトリア・シーバート、エミリーのかつての主治医)、他
公式サイト映画『サイド・エフェクト』オフィシャルサイト
制作USA(2013年9月6日日本公開)
劇場TOHOシネマズ みゆき座

内容紹介

エミリーは、夫マーティンが突然逮捕され、絶望のどん底に。夫の不在中に交通事故を起こすが、担当医はこれが単なる事故ではなく自殺未遂だとして精神科医のバンクスが治療にあたる。新薬の投与により、鬱病は改善するが、副作用として夢遊病の症状が発症してしまう。

マーティンは無事服役から社会復帰し、最愛の夫と一緒に過ごすようになってエミリーに心の安定が訪れたかに見えたが、ある時夫が帰宅すると……

雑感

最初の設定が少しわかりにくかった。要は夫の不在中に鬱病になったエミリーの話なので、何も夫が服役しているという設定が必要なのか不明だったし、何の罪で逮捕されたのかもわからず、それにもよるななどと思ったりしていた。後者については説明がなかったはずはないので、見逃していたのだろう。マーティンの罪状も、服役していたという事実も、のちに大きな意味を持っていることがわかるのだが。

しかし、作品が始まって約40分後、衝撃のシーンが訪れる。思わず「えっ」と思ったし、実際、劇場のあちこちから叫び声があがっていた。そこからは一転、畳みかけるように展開していく。予想外の「裏」があり、さらにそれがひっくり返るあたりは、極上のサスペンス&ミステリーである。

大作の陰であまり話題になっていないようだが、細かいところまでよく作り込まれた良質の作品と思う。マーティンが逮捕された時のいきさつが理解できなかったことが残念だ。機会があったらもう一度観てみたいが、あまり長くは上映していなさそうだし、その機会はないかも知れない。

配役

ルーニー・マーラチャニング・テイタムジュード・ロウはいずれもおなじみの役者のはずだが、あとでキャストを確認するまで全くわからなかった。

日本語タイトル

Side Effectsは「副作用」の意。それをカタカナで表記しただけとは。ちゃんと訳せよ。
(2013/09/22 記)

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