窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

これがクドカンか……「謝罪の王様」

題名謝罪の王様
監督水田伸生
脚本宮藤官九郎
出演阿部サダヲ(黒島譲 、東京謝罪センター所長)、井上真央(倉持典子、黒島の助手)、松尾諭(小磯一家の運転手)、六角精児(小磯一家の顧問弁護士)、岡田将生(沼田卓也、相談者)、尾野真千子宇部美咲、沼田の同僚)、高橋克実(南部哲郎、大物俳優)、松雪泰子(壇乃はる香、南部の元妻)、鈴木伸之(南部と壇乃の息子)、竹野内豊(箕輪正臣、国際弁護士)、真飛聖(箕輪の妻)、荒川良々(和田耕作、映画プロデューサー)、濱田岳(ワクバル、マンタン王国通訳)、岩松了(映画監督)、柄本時生(助監督)、津嘉山正種(マンタン国王)、野間口徹(マンタン国皇太子)、小野武彦(国松、文部科学大臣)、濱田マリ(枝下、外務大臣)、嶋田久作(大戸谷、首相)、松本利夫(船木、ラーメン屋店員)、池田鉄洋(店長(みせなが)、ラーメン屋店長)、川口春奈(清純派女優)、広瀬すず(?)、他
公式サイト映画『謝罪の王様』公式サイト
制作日本(2013年9月28日公開)
劇場イオンシネマ新百合ヶ丘

雑感

  • 宮藤官九郎(「あまちゃん」の作者)脚本作品を初めて見た。……と、思う。
  • いろいろと突っ込みどころはあるが、とにかく笑える。楽しめる映画である。
  • 小さなエピソードの積み重ねでできているが、そのエピソード同士が密接に絡み合い、全体でひとつの大きなストーリーがあった。それで「ああ、なるほど」と納得させられる部分がある。こうした話の作り方は、うまい。
  • 「土下座を超える謝罪」がアレというのは妙に納得させられた。が、最後は少々くどい。1〜2回で十分だったのでは。
  • ひとつだけ突っ込ませてもらう。「土下座を超える謝罪」はもともと南部哲郎が知っていたのに、南部が謝罪に行った時になぜそれをしなかったのか!?

配役

  • 倉持典子が最初井上真央だとわからず、井上真央そっくりの子だな……と思っていたのだから目出度い。井上真央といえば「八日目の蝉」しか知らないが、あの時とは全く雰囲気が違う。役者というのはすごいものだ。
  • 尾野真千子って、こんな演技もできるのね。今年は「探偵はBARにいる2」「そして父になる」と続いたが、全く飽きない。
  • 壇乃はる香という大物女優役を松雪泰子が演じたのは疑問。松雪泰子自身が大物女優だから、おかしみがない。もっとも松雪は蓮っ葉な役もこなせるため、壇乃はる香はちゃんと下品になっていたが。
  • 小野武彦はこういう役が嵌まるなあ。
  • 松尾諭はよく知っているはずの役者だが、わからなかったなあ。
  • 竹野内豊は、名前はよく知っているが、観るのはこれが初めて。
  • 真飛聖は元タカラジェンヌ
  • 松本利夫EXILEの人。

(2013/10/07 記)