能年玲奈、映画初主演!「ホットロード」

題名ホットロード
原作紡木たく
監督三木孝浩
出演■家族/能年玲奈(宮市和希)、木村佳乃(和希の母)、小澤征悦(鈴木、和希の母の恋人)、登坂広臣(春山洋志)、松田美由紀(春山洋志の母)、他
■和希の中学校/竹富聖花(えり、和希の親友)、鷲尾真知子(おばさま先生)、利重剛(高津、担任)、他
■NIGHTS/鈴木亮平(玉見トオル、総長)、太田莉菜(宏子)、落合モトキ(リチャード)、山田裕貴(金パ)、他
■漠統(ばくとう)/野替愁平(赤根、リーダー)、遠藤雄弥(永山、No.2)、他
■その他/野間口徹(医師)、他
公式サイト映画「ホットロード」オフィシャルサイト 2014年8月16日公開!
制作日本(2014年8月16日公開)
時間119分
劇場TOHOシネマズ 川崎

内容

和希は幼くして父を亡くし、ママと二人暮らし。しかしママは鈴木さん(既婚者)との恋愛に忙しく、さらに和希の父(かつての夫)のことを好きではなかった、無理やり結婚させられた私は不幸だった、というようなことをことあるごとに口にする。ある日和希は万引き事件を起こして捕まるが、ママに連絡が行っても、仕事が忙しいからと店に来られず、代わりにおばさま先生が迎えに来るありさま。和希は知っている。その日はママの誕生日で、ママは(仕事ではなく)鈴木さんとのデートの最中だということを。

雑感

能年玲奈が主演でなければ観ていない。そういう人は多いのではないか。

映画の出来不出来を云々する前に、制作者に聞いてみたいことがある。本作は能年玲奈初の主演映画であり、「あまちゃん」後の次回作として、注目を浴びることは間違いない。というより、そのように宣伝していたはずだ。では、本作は能年玲奈の魅力を引き出すのにふさわしい作品なのか。

あまちゃん」で知っている溌剌とした、明るく可愛いアキがここでも見られるのか。それとも新境地に挑戦させたということなのか。新境地というのは21歳(映画公開時)の能年玲奈が14歳の中学生を演じることなのか。まあ、今後大河ドラマの主役をやる可能性を考えると、こういう年齢差を乗り越えるのもひとつの経験かも知れないが。ってもちろんこれは厭味で書いています。

映画の企画自体は「あまちゃん」前に決まっていたというから、いろいろ思惑にズレがあったのかも知れないが、有村架純が「女子ーズ」(あまちゃん前に撮影されていた)で新たな魅力を開花させていたのと対照的である。能年玲奈は、早急に、もっと彼女にふさわしい映画に出演することを願ってやまない。

配役

映画を観る限り、和希の相方は春山というよりむしろママである。このママはちょっと病んでいるところがあるが、ママなりに苦しんでいる部分もあり、なんとも難しい役どころだ。この役を演じるのに、申し訳ないが木村佳乃では力不足だと感じた。森口瑶子(「八日目の蝉」)か中谷美紀(「渇き。」)か松雪泰子(「容疑者Xの献身」)か……あたりだったら、もっと切なく、もっと恐ろしく、もっと魅力的に演じただろうなあ。この役だけは妥協しないで演技派の女優を配してほしかった。