窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

これが前日譚。「宇宙兄弟 #0」

ストーリーが素晴らしい。

題名宇宙兄弟 #0
原作・脚本小山宙哉
監督渡辺歩
公式サイトアニメ映画『宇宙兄弟#0』公式サイト
制作日本(2014年8月9日公開)
時間90分
劇場TOHOシネマズ 川崎

内容

漫画・実写映画の前日譚。正確には、ムッタが自動車会社に勤めており、ヒビトがバックアップクルーを務めていた時代のそれぞれの小さな、しかし重要なエピソード。

雑感

このエピソードは、ムッタは、ややピント外れのところがあって上司からは疎まれているけれども、決して能力がないわけではないことを示し、ヒビトは、はじめからヒビトだったわけではないことを示している。小山宙哉が漫画の連載をしばらく中断してまで脚本に取り組んだだけあって、原作と比して違和感のない素敵な話になっている。

漫画原作は初回から雑誌で読んでいるが、忘却の彼方にあり、どこが既に紹介済の話でどこが新しい話なのかきちんと区別がついていない。ブライアン・ジェイの名前には憶えがあるので、原作にも登場しているはずだが。いずれ漫画喫茶でもいって確認してこよう。

(付記。ブライアン・ジェイは漫画では故人として登場するそうだ。故人としてたびたび登場する人の生前の姿を描いたものであれば、なるほど、そりゃ観たいわ。)

「アニメ」としてみると、「アナと雪の女王」「思い出のマーニー」と観たあとではチャチな感じは否めないが、アニメというのはこの程度でいいのではないかという気もする。