やけに混んでいるなあ、思ったより人気あるな、と思ったら、上映後にトークショーがあった。ラッキー!
題名 | 鬼灯さん家のアネキ |
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原作 | 五十嵐藍(漫画) |
監督 | 今泉力哉 |
出演 | 谷桃子(鬼灯ハル)、前野朋哉(鬼灯吾朗、ハルの弟)、川村ゆきえ(楓、吾郎の姉)、モト冬樹(鬼灯イサム、ハルの父)、葉山レイコ(鬼灯麻里子、吾郎の母)、佐藤かよ(水野麻衣、幼馴染の優等生)、古崎瞳(美咲、ハルの友達)、岡山天音(小泉)、他 |
公式サイト | 映画『鬼灯さん家のアネキ』公式サイト |
制作 | 日本(2014年9月6日公開) |
時間 | 118分 |
劇場 | 武蔵野館 |
内容
鬼灯吾朗は元引きこもりの高校生。童貞。5歳上でOLのハルは、戸籍の上では姉だが、母の再婚相手の連れ子であり、吾郎とは血が繋がっていない。この姉が吾郎に何かとエッチな悪戯を仕掛けてくる。自分の下着を見せつけたり、裸エプロンで出迎えたり。吾郎がドギマギしたり、怒ったりする様子を見て喜ぶハル。いじられっぱなしだ。
実は、ハルがこのような悪戯をするようになったのは理由があった……。
雑感
話は悪くなかった。が、役者さんには申し訳ないが、一部を除いてミスキャストも甚だしい、というのが感想である。映画公開時点での役者の実年齢を記す。
谷はその後すぐに30になった。
中高生くらいのうちは、男女とも、性に興味を持つ年頃であり、身近な異性である兄弟姉妹の挙動に興味を持ったり、わざと挑発したり、といったことは……本当にあるのかどうかは知らないが……ありそうだし、また、その程度のことは悪戯で済む。しかし間もなく30になる年齢の姉弟がそんなことをやっていてはシャレにならない。原作ではハルが高3、吾郎が高1の設定らしい。それならわかるのだが。
いや、映画でも吾郎は高校生の設定だけど、前野朋哉はどっからどう見ても高校生には見えない。だから変なコスプレをしているみたいで気持ち悪いし、どうみても20代後半のハルがモデルにスカウトされるというのもリアリティがない。佐藤かよのセーラー服姿も、似合わな過ぎて、風俗嬢のコスプレにしか見えない。
どうして10代の役者を使わなかったのだろうか。もしかしてこの映画は谷桃子ありきの企画だったのだろうか。だとしたら、選んだ作品が悪かった。アラサー女子にふさわしい作品を探すべきだった。