自宅でDVDを見るのと劇場へ行くのはかくも違うのか(その2)「南極料理人」

題名南極料理人
劇場目黒シネマ

雑感

小野花梨かわいいよ小野花梨

ぜいぜい。

元々面白いと思っていて、DVDは3回くらい見た。劇場で観たかった作品だが、一週間だけ公開されるというので無理に時間を作って駆け付けた次第。

DVDを見た時、話は面白いと思ったが、料理はさほど印象に残っていない。今回は出てくる料理出てくる料理、みんなおいしそうで、腹の虫が泣いて参った。映画とDVDではこんなに違うんだなあとしみじみ感じた。

隊員たちは、最初から最後まで誰一人「おいしい」と言わない。見事なくらい言わない。そもそもお行儀があまりいいとは言えず、味がついているのに醤油をドバドバかけたりするなど、「味わう」ことに神経を遣っているようでもない。西村が本さんの誕生日に御馳走を作ろうと、本さんの好みを尋ねても「料理を食べに南極まで来たわけじゃないから」とあっさり言われてしまう。

当初、食べることにあまり興味のない人たちなんだろうと思っていた。こういう人たち相手では張り合いがないな、料理人にとっては詰まらない職場だなと。しかしこの印象は変わった。彼らは料理を口にした時に「うまい」と口にする躾を受けていないだけで、食べることに興味がないわけではないのだ。むしろ閉ざされた空間では食べることが何よりの楽しみだと感じているらしいことが伝わってきた。

その証拠に、冒頭の料理から彼らはよく食べる。物も言わずにひたすら食べる。エビフライが食べたいと思ったらエビフライエビフライと一日中口にする。隊長がニコニコと「西村くん、ラーメンだ……!」と呟いたのも、本さんが「西村くん、お腹すいたよ」と投げつけるのも、彼らなりの表現による「おいしい」なのだ。西村も、それが理解できたからこそ仕事が続けられたのだろう。

過去の感想では西村友花の魅力に触れていない。元々これで小野花梨(この時10歳)が好きになったのだが、改めて大画面で観てみるといっそう可愛らしさが募る。西村淳が(娘とは知らずに)「お母さんにごはん作ってあげるといいよ」と言った時に、一瞬で不機嫌になって「なんで!!」と返事したり、「おいしいもの食べると元気が出るでしょ」と言われて納得しまたニコっと笑うところなど、本当に役者として魅力的だ。

西村淳は、家でおならをするシーンが南極へ行く前と帰ってきた後、一回ずつある。一回目、友花はゲンコで殴り、二回目はけっとばす。この力の入れ具合もいい。本気で殴ったのかな。

「島の先生」の14歳の小野花梨も良かったけど。

配役

過去記事

南極料理人 [DVD]

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