題名 | ローン・サバイバー(Lone Survivor) |
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原作 | マーカス・ラトレル「アフガン、たった一人の生還」 |
監督 | ピーター・バーグ |
出演 | マーク・ウォールバーグ(マーカス・ラトレル)、テイラー・キッチュ(マイケル・マーフィ)、ベン・フォスター(マシュー・アクセルソン)、エミール・ハーシュ(ダニー・ディーツ)、他 |
公式サイト | 『ローン・サバイバー』大ヒット上映中 |
制作 | USA(2014年3月21日日本公開) |
時間 | 121分 |
劇場 | 新宿ミラノ1 |
内容紹介
2005年6月、アフガニスタン紛争におけるタリバン指導者暗殺作戦中に起きた、ネイビー・シールズ(アメリカの誇る精鋭特殊部隊で「キャプテン・フィリップス」でも登場した)史上最大の悲劇といわれる「レッド・ウィング作戦」を実写映画化したもの。また実話物語。
アフガニスタン山中で、4人のDEALs隊員が極秘任務中に羊飼いに遭遇してしまう。彼を見逃せばタリバンに連絡されて致命傷を負う可能性がある。しかし民間人である彼を殺せば世界中から批判を浴びる。迷った末に解放したが、その後4人は200人を超える武装タリバンに襲われることになる……
雑感
気が滅入る話だった。200対4という絶体絶命の窮地からマーカス・ラトレルが生還できたのはなぜか、それは……と美談仕立てにしたいようだったが、相手がタリバンであれば殺してもなんとも思わないというのもおかしな話だし、そもそもアフガニスタンの内乱にアメリカが介入するのもいろいろと疑問がある。
そこいら辺の話をすっ飛ばしておいて、奇跡の生還だの、現地の人の友情がどうとそこだけ持ち上げても、感情移入はしにくい。SEALsがアフガンへ行かなければこんな悲劇は起きなかったわけだし、彼らに巻き込まれて死んだ現地の人はいい迷惑である。
切り立った崖から何度も転がり落ちるシーンなどはすごいと思ったが、全体としてはとにかく気が滅入る作品だった。
今日の英語
- Are you up?(起きてる?)
- You copy.(応答せよ)
劇場
ミラノ1は以前は何度かきたことがあり、広くてすごい印象が残っている。大作映画は、できれば広い劇場で、超大画面で、大勢の観客とともに観たい。今回はたまたま条件が折り合ったので久しぶりに利用した――が、他の映画館をいろいろ知ってしまった今となっては、それほど大きなスクリーンとは思わなかったし、設備が古いのも気になった。恐らく今後利用することはないのではないか。