あっそうだったのか!「舞妓はレディ」

気付かなかった。

題名舞妓はレディ
監督・脚本周防正行
出演お茶屋・万寿楽(ばんすらく)/上白石萌音(西郷春子、舞妓見習い中)、富司純子小島千春、女将)、田畑智子(百春、舞妓)、草刈民代(里春、芸妓)、渡辺えり(豆春、芸妓)、竹中直人(青木富夫、男衆)、他
■なじみ客/長谷川博己(京野法嗣、言語学者)、岸部一徳(北野織吉、老舗呉服屋社長)、郄嶋政宏(高井良雄、大手芸能事務所社長)、小日向文世(市川勘八郎、歌舞伎役者/里春の恋人)、津川雅彦、他
■その他/濱田岳(西野秋平、京野の弟子/大学院生)、中村久美(原田千代美、踊りの師匠)、高橋長英(春子の祖父)、草村礼子(春子の祖母)、妻夫木聡(映画スター)、松井珠理奈(アルバイト舞妓)、武藤十夢(アルバイト舞妓)、田口浩正長唄の師匠)、徳井優(三味線の師匠)、他
公式サイト周防正行監督最新作 映画『舞妓はレディ』公式サイト
制作日本(2014年9月13日公開)
時間135分
劇場TOHOシネマズ日本橋

内容

舞妓に憧れる西郷春子は、単身上京して突然「万寿楽」というお茶屋にやってきて「舞妓にしてください」と告げる。しかし津軽弁ネイティブの祖父と鹿児島弁ネイティブの祖母に育てられた春子のハイブリッド訛りはすごく、とても舞妓が務まるとは思えない。そこへ言語学者の京野が「僕が京言葉を教える」と名乗り出、できるかどうか北野と賭けをする……

雑感

開始から約5分、「舞妓はレディ」というタイトルがバンと画面一杯に登場。その時はじめて気づいた。「これは、マイ・フェア・レディだったのか!」

訛りのきつい春子に京言葉を仕込んでいくというストーリーもそう、ミュージカル仕立てであることもそう。「京都の雨はたいがい盆地に降る」というセリフもそうだ。

しかし、僕は The rain in Spain stays mainly in the plain. という英文くらいは知っているし、オードリー・ヘップバーンの主役でオスカーを射止めた作品であることぐらいは知っているが、「マイ・フェア・レディ」自体は観たことがない。機会があれば観てみたいと思うが、当面そういう機会は訪れそうもない。

そういうわけで、この映画の感想は書きづらい。どこまで元作品を意識しているのかは、わからないが。

ひとつだけ、なんといっても映画初主演の上白石萌音(もね)がいい。純朴な田舎の少女で、京言葉や作法がなかなか身に付かず、めげかけるところから、京言葉をマスターし、京野先生を手玉にとるようになるまでを見事に演じ分けていた。

でも、予告編を見て、もっとみんな虐めに近いくらい厳しく接するのかと思ったら、非常に優しく、温かく受け入れていて、違和感があった。それの何が悪いのかと言われれば説明に困るが、誰の紹介でもない、京にゆかりの人でもない、百春のブログを見て舞妓に憧れたなどという浮ついた子を受け入れたところで長続きするとはとても思えないし、僕だったら絶対に断わると思う。いくら人出不足だからといえ、いや、人手不足だからこそ、ここまでちやほやするのは自然ではない気がする。

結果的に、女将にはそうする理由があったことがあとでわかるし、里春も途中で気付いたようだが、他の人は全然知らなかったわけだし。

あ、ひとつだけといってずいぶん長く書いてしまった。

配役

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