窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(120)

第24週「ツチトリモチ」(金)

放送日

  • 2023年9月15日

概要

逸馬が連れてきた資産家の永守は、万太郎の図鑑の出版や標本の保存に投資をしたいと申し出る。そして、季節は夏から秋へ――。竹雄、綾、藤丸は酒蔵を買い取り沼津へと移ることに。万太郎もある決意を固める。(NHKオンデマンドの解説より)

永守は、おじから受け継いだ莫大な資産を生かしたいと思うだけでなく、間もなく陸軍に召集されるという。だからそれまでに、という永守に、軍から戻ってきたら、と条件をつけた。それまで準備を進めておくから、と。

槙野は結局、熊野へ植物採集に行く。徳永教授に行くなと釘を刺されていたにも関わらず。そこで持ち帰って来たのがツチトリモチだった。槙野は合祀により熊野でどれだけの植物が失われたかを克明に記した報告書を大学へ提出するつもりだと竹雄に打ち明ける。

感想

最終回みたいな終わり方だった。竹雄・綾とは、もしかしたらこれが今生の別れになるのかも知れないな。

戻って来てから、というのはつまり、生きて戻って来てくださいということだ。よく戦場ドラマで「俺に何かあったらうちの嫁にお前から伝えてくれ」「やだ。自分で言え」などといったやりとりがなされることがあるが、それと今回は違うだろう。

標本もずいぶん増えていたが、あんな長屋にぎゅうぎゅうに押し込まれて、床が抜ける心配もある。家事でも起きたら一瞬にして灰だ。「標本の保管庫は作ってください、図鑑は戻って来てから一緒にやりましょう」ぐらいでもよかったのではないか。

それはそれとして、永守が「おじの資産」「おじの」と言うたび、和田義盛の顔が思い浮かんだ(でも今改めて確認したところ、別に和田義盛畠山重忠のおじではなかった)。

波多野は藤丸に手拭い(で作った巾着)をプレゼント。このシーンは現実の世界にも影響を及ぼしたようだ。

今日のtwitter

波多野が藤丸に贈ったものだからですよ……


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