窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(119)

第24週「ツチトリモチ」(木)

放送日

  • 2023年9月14日

登場人物

今日の寿恵子と早川逸馬

「うちの夫は、この世に雑草という草はないと」
「女将、お夫君のお名前は?」

今日の永守徹

「植物標本十万点の保管、そして、図鑑発刊のための出版費用、この永守家がご支援申し上げたいと思っています」

概要

徳永から、国が推し進める神社合祀令に反対している熊楠に深入りするなと釘を刺された万太郎。しかし、野宮から神社の森の悲惨な現状を伝える手紙が届き、居ても立っても居られなくなる。一方、寿恵子の店には逸馬がやってくる。逸馬は、万太郎に資産家の青年・永守徹を紹介する。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

帝国大学は国の予算をもらって研究をしている、だから国の意向に反することはできない。そう釘を刺されたにも関わらず、槙野は熊野に植物採集に行こうとする。徳永は、槙野の妻がいかがわしい水商売をしていると中傷する声があることを教え、これ以上目立つ行動を取るとかばえなくなると告げる。

大学に出入りし、俸禄をもらえること、帝国大学の教師だということによる世間の信用。それが大きなものであることを実感する槙野はこれ以上は逆らえなかったが、それは正しいのかと自問自答する。そんな矢先に寿恵子の客として早川がやって来、万太郎の窮状を知ると手助けに動く。

とにかく早川が生きていてよかった。そして、槙野を評価してくれるお大尽が現われてよかった。

脚本家によれば、早川の生死を知りたいという視聴者の声が大きいことを知り、再登場させたとのことだが、篤志家がいきなり現われるのではなく早川が一枚噛むこと、その早川を早い段階でいったん登場させていたことに舌を巻く。


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