窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「虎に翼」(022)

第05週「朝雨は女の腕まくり?」(火)

放送日

  • 2024年4月30日

登場人物

  • 塚地武雅(雲野六郎、雲野法律事務所の代表)
  • 磯部勉(錦田力太郎、若島大臣の弁護人)
  • 若林幸樹(七沼弁護士)

概要

直言は寝たきりでろくに食事もとろうとしない。そんな様子をはるは心配していた。一方、直言の弁護を引き受けた穂高から「君にしかできないことがある」と言われた寅子は花岡たちと共に予審の膨大な資料を書き写し、調書内容をひとつずつ確認し始める。なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」の存在に気付く。(NHKオンデマンドの解説より)

母が結婚以来つけていた日記を検察は重視せず押収しなかった。その記述と予審での証言を突き合わせた結果、14ヵ所の矛盾が見つかった。大臣と会食をしたと証言した日は、自宅で夕食を取りおかわりをした、と書かれていたとか……それを元に直言を問い詰めたところ、自分は何もしていないが、高井さんにやったと言うように頼まれた、と話し出した。やっていないが、裁判ではやったと証言する、こんな父さんを許してくれ、と……

感想

検察の目の前で書いていた日記は押収しないのか、ちょっと気になっていたが、女の書き物など取るに足りないと捨て置いたということか。それを武器にこちらは真相にたどり着いたというわけ。

穂積先生の強いところは、高名な弁護士には教え子が多くいることだ。今回の大臣その他被疑者の弁護を務める予定の弁護士を集め、寅子に引き合わせる。その意図は? この中には、猪爪がやったことにしてくれれば罪が軽くなる人もいるのだろう。足並みがそろうかどうかは疑問だと思うが……

はるの実家からは、縁を切ると連絡があった。はるは直道、花江に対しても、あなたたちにこれ以上迷惑はかけられないから、籍を抜きなさいと言う。直道は「それで母さんの気が済むなら」と応じる気配を見せるが、花江は「お義母さま、今はそんなことを言っている場合ではありません!」とたしなめる。

直道も花江も、気持ちは嬉しいが、子どもが小さいから助かっているけれど、学校へあがるようになったら虐められる可能性が大だ。法学部の寅子ですら一部の生徒から嫌がらせを受けたのだ。また直道が何の仕事をしているか知らないが、このまま直言が有罪判決を受けるようなことがあれば、クビになる可能性もあるのではないか。籍を抜いたら回避できるのかどうかはわからないが、直道にとっては両親も大事だが、妻や子を守らなければならない。「それで母さんの気が済むなら」と呑気なことを言っていられる状況なのかどうか。

今日の翼絵


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