窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「虎に翼」(026)

第06週「女の一念、岩をも通す?」(月)

放送日

  • 2024年5月6日

登場人物

  • ユン・ソンモ(崔潤哲、崔香淑の兄)
  • 小林未来(猪爪直明)
  • 高橋誠(猪爪直人)

概要

いよいよ高等試験に臨む寅子。よね、涼子、梅子、香淑、そして優三も狭き門に挑むが、結果はそろって不合格。寅子ははるから諦めろと言われるが、直言の助けで働きながらであればと勉強を続けることが許される。そんな中、女子部の面々の元に、新入生募集停止のニュースがもたらされる。(NHKオンデマンドの解説より)

明律大学からは花岡、稲垣の二人が合格。女子は7名受験したが、久保田聡子が二次試験に進んだのみで、合格者ゼロ。もともと入学者が年々減っていた上に二年経っても合格者が出ないとあって、大学側は女子部の廃部を決めるが、香淑の執拗な抗議により、もし来年女性が一人でも合格したら募集を再開するということになった。

日中戦争始まる。中山千春の夫は召集された。崔兄弟はいきなり拘束された。理由は本日のところは不明。香淑はすぐ戻って来たようだが、兄がどうなったのかは不明。

感想

優三がまたも不合格だったのは、コメディパートの担当者としては当然ではあろうが、これは「男子は何度落ちてもやり直せるが、女子はダメ」という対比にもなっていたのだろう。今でも、男の子は浪人してもいいけど、女の子はダメ、という親は結構いるのではないかと思う。

女子の入学者も年々減って来て、経営は大赤字だと学長は言うが、新たに学校を作ったわけではなく、男子と同じ教室で一緒に授業を受けているのだから、単に法学部は「男子のみ」ではなく女子にも入学を許可しただけのこと。経費といえばせいぜいトイレの数を増やしたぐらいではないか? いったに何に経費がかかっているのかわからない。前年度の女性の受験者は恐らく二人、今年は七人。延べたった9人しか受けていないのに、合格者がいないことを理由に廃部というのは無茶な理屈だ。

赤字というのは方便で、背景は、いったん女子に門戸を開いたものの、女性の社会進出に風当たりが強くなってきたため、それに忖度した、ということだろうか?



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