窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(035)

第7週「義理と恋とワテ」(金)

放送日

  • 2023年11月17日

概要

日宝からの引き抜きの話を断ったスズ子は、辛島部長に謝りを入れる。初めは辛島に怒られるスズ子だったが、羽鳥善一のとりなしもあり、これまで通り梅丸で活動していくことになる。一方、中山からのプロポーズを断わった秋山は、大阪へと戻っていく。そして迎える本番の日。スズ子の「センチメンタル・ダイナ」が響き渡る。仕事に、恋に、悩むスズ子と秋山、青春のセッション!(NHKオンデマンドの解説より)

辛島に謝罪に行くと同時に、スズ子は給与のアップも要求。今回の一件は自分を見直すいい機会になったようだ。まあ、ライバル会社が1.5倍出すと言ったのだから、引き留めるために多少の融通を利かせるのは当然ではあろう。

羽鳥とスズ子がまるで付き合っているかのように週刊誌に報道され、スズ子が羽鳥家にお詫びに行くと、善一も麻里も一笑に付す。

下宿では秋山が小村吾郎と相撲を取る。四股を踏む時秋山の足が高々と上がるのを見てチズはあっけにとられる。その夜、秋山とスズ子は「せっせっせ」をする。初めての夜のように……

今日のスズ子と羽鳥麻里(その1)

「奥様、さらーっと怖いこと言わはるから、ほんまにやりそうですわ」
「あら、あたしは本当にやるわよ。おっほっほっほっほ」
「ほほほ……」

今日のスズ子と羽鳥麻里(その2)

「でも、ダメだと思ったら羽鳥のことなんかすぐ捨てちゃうのよ。あたしもそうするから。おっほっほっほっほ」

感想

週タイトルのうち、義理と恋は早々に回収されたものの「ワテ」の意味がわからなかった。が、それもようやく今日回収。しかし、謝りながら給与アップを交渉するとはいい度胸だ。

スズ子の歌う「センチメンタル・ダイナ」と、帰阪する列車の中で秋山の踏むタップがシンクロするところが圧巻だった。秋山は朝一番の列車で帰ったはずであり、スズ子のショーは夜だろうから、時間はずれている。が、そういうことではなく、二人の心が音楽とダンスでつながっているという表現だろう。そして秋山は、中山がいなくてもちゃんとタップが踏めるという意味でもあったに違いない。

秋山がまわしを締めて相撲を取るのは異様だが、これも「男役で生きていく」ことの表われか。

本編はよかったのだが自習の予告編が不吉。やはり、予告編はいらない。


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