踊る大捜査線2 DVD鑑賞

6月1日にDVDを入手したのだけど、平日は見ている時間が取れなかった。やはり見るなら真剣に集中して見たい。平日の夜に2時間数十分、何物にも邪魔されない時間を確保するのは至難の技である。

というわけで「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ」(OD2)のDVDを、ようやく昨日の日曜日に見ることができた。

劇場で観たのを含めて三度目だが、飽きることなく、十分面白かった。

これまでと感想に大きな変化はないが、強いて言うと、OD1からの5年の経過を、今回はしみじみ感じた。この映画(OD2)を初めて劇場で見て、何年ぶりかで彼らに再会した時は、あまり「久しぶり」という気はせず、どちらかというと「まいど!」という感じだった。それが昨日は、劇場でこの映画を見てから10ヶ月も経っておらず、しかもその間、彼らは全く進歩していない(同じものを見ているのだから当然)のに、時間の流れをやけに感じたのは不思議である。

どこへ行ってもお荷物扱いで「何もしないでくれ」と言われていた青島君が、冒頭の湾岸署が犯人役をやる場面ではリーダー役を務めたこと。しかもSATに一泡吹かせてしまうのだから、見事な成長ぶりだ。一方、女の子が怪我をさせられて泣いているのに「それだけ?」(こんなのオレが扱うべき事件じゃない)という態度には、「事件に大きいも小さいもない! 目の前に困っている人がいるのに無視することはオレにはできない」と叫んだあの青島は何処へ行ったと情けなくなる。

とはいえ、パーティー会場で、自分たちの追いかけている事件の被疑者を見つけても、本部長から「動くな」と言われて本当に動かなかった点は、確かに大人になった。ご存知の通り、テレビ篇では「動くな」と言われていたにも関わらず、チンピラをつかまえようとして重大な事件の犯人を逃がしてしまう場面がある。

雪乃さんも、緒方・森下も、すっかり刑事らしくなっている。可愛かった山下婦警もすっかり大人のオンナになった(褒めてるわけではない)。署長や課長の陶芸の腕前もかなり進歩している模様である。和久さんの娘もようやく結婚できたのだろう。中西課長は家を建て、緒方刑事には子供ができる。

なぜだろう。筋を追うことより、そうした「風景」に目をやるゆとりができたからか。

スタッフロールが流れ、最後の最後に映画にはなかったショットが一枚挿入されていた。それを見て、映画を観た時からの時間の流れを(別の意味で)感じざるを得なかった。そこには、こう書いてあったのである。

ありがとう、和久平八郎
さよなら、いかりや長介
湾岸署一同

そうか、これが遺作なのだ。