窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

交渉人〜THE NEGOTIATOR〜(第二話、脱ぐ女刑事 vs 立てこもり犯!)


米倉涼子が脱いじゃう話。上半身下着姿になるだけだけど、21時からのドラマにしてはよくやった方か。それにしても予告編もこの場面ばかりを強調してるし。

出演

  • 姜暢雄(佐久間祐二、立て籠もり犯)
  • 滝沢涼子(成瀬香織、人質)

感想

かなーり面白かった。主人公のウサギが颯爽と活躍するのもいいのだが、犯人から銃を突きつけられても平然としていたのに、無事に生還した後、ガタガタ震えているところがなんとも言えずいい。大手柄を立てたのに戻ってきてから上司・先輩方からド突かれるのもひどい話だが、少なくとも今回は、「仕事」中は桐沢も木崎もウサギを信頼していた。

立て籠もり犯にウサギが交渉に赴くが、服を脱がされ、ウサギも人質になってしまう。が、隙を見て制圧した……と嘘の連絡をさせられる。そういって安心させて警察の包囲網を解こうというわけだ。そして表に出ろ、と言われた時に「服を着させて、この格好で外へは出られない」と懇願する。犯人はそれを承知する。着衣で外に出てきたウサギを見て、桐沢が不審がる。いつ服を着たんだ……? と。

そうか、一人で犯人を制圧したなら、一瞬でも隙を見せたらやられる(か、逃げられる)。当然、服を着ている隙などないはず。それをSITの人たちが気付いてくれることを信じて、「服を着させて」と言ったわけか! なんと高度な心理戦。「交渉人」の名に恥じない。

第一話で、「緊張して口が渇くと息が臭い」と言われた甘利祐介は、ひっきりなしに水を飲んでいたが、この日も水のペットボトルを手放さず。そして驚くと口に含んでいた水を景気よく吐き出してしまう。硬派なドラマだがたまにあるギャグがオカシイ。

第一話で墨田耕平が菅原由美に腰を揉ませていたのはセクハラかと思ったが、今回は由美が「愛しているからブルガリのバッグ買って?」などと言っていたから、仲がいいんだろう(本当に付き合っていたら、署内で堂々とあんなことはしないと思うので、愛人ではないと思うが)。

工藤幹夫がウサギをつけ狙い始める。宇佐木澪は妊娠したかも知れないと姉に告げる。三村留美子は駐車違反をもみ消してくれと頼む。さらに、誰かにつけられている……? で終わる。いろいろと伏線を張っているのだろうが、物語が終わったあとがあまり長いと白ける。澪の話と留美子の話は飛ばした方が良かったのでは。